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2021年04月17日

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連載【いちがいもんの独り言㊱】靴小売店としてはやらない手はない糖尿病患者対応のシューズ

写真は「obateaアカデミー」より



この秋、糖尿病に有意なエビデンスのシューズが発売されるそうです。サンプルを見るまでは狭いターゲットのシューズかと思っていました。開発当初から狙っていたのかどうか分かりませんが、実物に触れてみると、注目株のアクティブシニア層を軸に開発された商品のように感じました。


色々なレポートで皆さんも知識としてはご存知だと思いますが、今どきの中年〜アラ還〜70代は、ひと昔前とはまったく違う人種です。ジョギングやスポーツジム、旅行や登山などアクティブな中高年が増殖中です。実際に、数多く接客していると実感します。この層はスニーカーやスポーツシューズを普通に履きます。意識は若いです。昔ながらのウォーキングシューズは壊滅状態です。


ここ数年、履物メーカーがスポーツマーケットを狙ったシューズを発表するのをいくつか見てきました。日本市場で考えると、実はこのアクティブシニア層を取りたいのではないでしょうか。当店でこの層によく売れるのは、ナショナルブランドのスニーカーっぽいウォーキングシューズや、ランニングシューズの入門クラス〜LSDの1万円辺りです。


ナショナルブランドのスポーツシューズが幅を利かせている売り場で、スポーツシューズとしての知名度がないメーカーが実績を上げるには、別の角度の切り口がないと難しいですよね。その点、糖尿病に有意なエビデンスがあるとなれば、糖尿病デビューしていない人に対しても他にない免疫を獲得します。


その上に、ナショナルブランドのやり方とは違う、ロングセラー化・商品のフォロー体制・ネット値崩れなしに注力すれば、靴小売店としてはやらない手はないですね。これが、地に足がついた本当のサステナビリティではないでしょうか。もちろん製品第一ですが、アクティブ〜サポートシニア狙いの目で見て、良くできていました。


ユニクロが160cmまでのロンパース(トップスとボトムスが一緒になった服)を売り出して、障害をもっている人のご家族から感謝されているように、糖尿病で靴に困っている人や、そのご家族の救世主になり、社会貢献が讃えられる企業になることを願っています。


それから、特定の病名を表記することは問題なので、どのように売り込みするのか、それも興味津々で重要なことです。このエビデンスを他にない強みとし、前向きなヘルスケアシューズとして医療や介護etc.多方面に市場を広げていくのではないかと注目しています。


最後に…。それを実現するためには、熱意ある営業マンが必要なことは言うまでもありません。


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