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2024年07月03日

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スポーツタカハシ、道頓堀・スポタカビル前で親しまれた「フェアープレイ像」(通称・タカハシ君)の移転先が瀧谷不動尊に決まる

「フェアープレイ像」(通称・タカハシ君)前で記念撮影するスポーツタカハシ高橋勇多社長(前列左端)と同社スタッフ

スポーツタカハシ(スポタカ)は、大阪・道頓堀のスポタカビルからの本社移転に伴い、長年地元で親しまれてきたランニング姿を描いたビル前の銅像「フェアープレイ像」(通称・タカハシ君)を、大阪・富田林市の名刹・瀧谷不動尊に移設すること決めた。


スポーツ用品専門店「SPOTAKA(スポタカ)」は長年、道頓堀のスポタカビルで営業していたが、2015年から心斎橋・アメリカ村の商業施設、心斎橋BIGSTEP地下1階に本店を移転し、サーフィン、スノーボード、水泳、ランニング、カジュアルウェアを中心に幅広いアイテムを展開している。また、2018年には心斎橋BIGSTEPの地下2階でスケートボードパークを併設したスケボー専門店「スポパー」、さらに2024年には南海なんば駅高架下の商業施設、なんばエキカンで野球用品専門店「スポタカベースボール」も展開している。


スポタカは、1922(大正11)年に初代・高橋勝雄氏が「高橋運動具店」として大阪・なんばの地で創業し、今年で102周年を迎える。今回、移転を決めた「フェアープレイ像」は、創業者・高橋勝雄氏が、公正なスポーツ界の発展を祈念して、野口英世博士像、天文犬チロ像、植村直己レリーフといった代表作をもつ彫刻家、塩崎宇宙氏に依頼し、1965(昭和40)年に誕生した。


フェアープレイ像は、昭和・平成・令和という3つの時代で60年近く、大阪ミナミの街が変わりゆく様子をずっと見守り、地元で長年親しまれてきた。近年は、スマートフォンや位置情報アプリの発達により、待ち合わせ文化はめっきり減ってしまったが、2010年頃までは大阪・道頓堀の待ち合わせスポットとしても人気で、「タカハシ君」の呼び名で愛されていた。


現在の5代目社長、高橋勇多氏も幼少期からこの像に慣れ親しんでおり、本社移転に伴い手放さざるを得ない状況になり途方に暮れていたところ、創業者の時代から代々世話になっている大阪・富田林市の名刹・瀧谷不動尊が譲り受けてくれることになった。瀧谷不動尊は目の病気にご利益があるとされることから、「芽の出るお不動様」とされ、商売繁昌・開運・厄除などの祈願でも毎年多くの人が訪れる。社長を始めスタッフ一同は「四季折々の美しい自然に恵まれた由緒正しい寺院の傍らで、これからの時代も長く残り続けることをとても嬉しく思っている」という。


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