アキレスが展開する【ランニングシューズ「ブルックス」が着実にマーケットに浸透中】――ソフトクッションモデル「Ghost(ゴースト)」シリーズを中心にライフスタイルもカバーするラインアップに

今年は箱根駅伝を皮切りに東京マラソンEXPOでのブース出展や世界陸上でも露出を高め、東京・原宿に開設したポップアップストア「Hyperion House」には4000人超が訪れた――東京マラソンEXPO2026ではさらにスケールアップしたブース出展決める
アキレスが総販売代理店として2020年春夏から展開しているランニングシューズブランド「BROOKS(ブルックス)」が、着実にマーケットに浸透してきている。
今年は、正月の箱根駅伝では学連選抜の駿河台大学・佐藤我駆選手がレーシングシューズ「Hyperion Eleet 4 PB」を着用して走り、2月27日から3月1日に開催された東京マラソンEXPO2025では、前年の2倍の規模のブースで出展。それに合わせて東京・原宿に国内初の「ブルックス」ポップアップストアをオープンし、国内外に存在感を示した。

9月13日から21日に東京・原宿にオープンした「Hyperion House(ハイペリオンハウス)」
さらに、今秋の世界陸上では、2年前のブダペスト大会1500mで金メダルを獲得したイギリス代表のJosh Kerr選手がブルックスのスパイクを履いて出場。決勝ではレース中のアクシデントで14位となったが、諦めずに最後まで走る姿は感動を呼んだ。
マラソンではアメリカ代表男子のC J Albertson(C Jアルバートソン)選手を始め、アメリカ代表女子はErika Kemp(エリカ・ケンプ)選手とSusanna Sullivan(スザンナ・サリヴァン)選手、Jess McClain(ジェス・マクレイン)選手の3人が揃ってブルックスで参戦。C Jアルバートソン選手は40位、エリカ・ケンプ選手は52位、そしてジェス・マクレイン選手が8位、スザンナ・サリヴァン選手が4位と、2人が入賞を果たした。なお、4選手が履いた「Hyperion Eleet 4 PB」および最新レーシングシューズの「Hyperion Eleet 5」も注目を集めた。
世界陸上開催中の9月13日から21日には、東京・原宿にポップアップストア「Hyperion House(ハイペリオンハウス)」を開設し、会期中に4000人を超える来場者を集めた。Hyperion Houseでは、ブルックスが有する100年以上の歴史を紹介したほか、ランニングシューズやジョシュ・カー選手の限定Tシャツを始めとするアパレルも好評だった。さらに、東京・浜町の「ととのい研究所(通称:ととけん)」をサテライト会場とした、ランニングコミュニティとの連携イベントも大いに盛り上がった。
アキレスでは、すでに2026年2月26日から28日に開催予定の「東京マラソンEXPO2026」への「ブルックス」の出展を決めており、今年よりもスケールアップしたブースで、さらにブランドを強力にアピールしていく。
基幹モデルの「Ghost 17(ゴースト 17)」はスタイリッシュなシルエットとも相まって好評――足への負担をさらに軽減、10㎜ドロップにすることで安定感も向上させて幅広いニーズに対応できる

Ghost 17 1万8700円(税込)/ブルックスを代表するランニングモデル。㊧メンズのW/GRNカラー、㊨ウィメンズのNBカラー
アキレスが、「ブルックス」のランニングシューズのなかで注力しているのが、2008年に誕生し、毎日のランに寄り添う快適さと安定感を追求したソフトクッションのデイリートレーナーとして、世界中のランナーに長年愛されてきた「Ghost(ゴースト)」シリーズ。
その最新作として現在発売中の「Ghost 17」(税込1万8700円)は、スタイリッシュなシルエットとも相まって好評だ。2025年秋冬シーズンは、レギュラーウイズでメンズ5色、ウィメンズ6色で展開。メンズにはワイドモデルとスーパーワイドモデル、ウィメンズにはスリムモデルとワイドモデルも用意している。
カラーリングは、オンタイムにも使用可能なオールブラックモデルを男女で用意するほか、ゴアテックスファブリクス搭載の「Ghost 17 GTX」(税込2万7500円)もラインアップしている。
機能面は、ミッドソールに液化窒素ガスを混合して臨界発泡させたDNA LOFT v3を、前作よりも前足部で3㎜、後足部で1㎜厚く搭載し、足への負担をさらに軽減。また、ドロップ(後足部と前足部の高低差)は、これまでの12㎜から初めて10㎜(後足部36㎜、前足部26㎜)に設計したことで、安定性を向上させるとともにスムーズな走りをサポートする。
さらに、アッパーには新たにダブルジャガードエアメッシュを採用したうえ、踵まわりと履き口の設計を見直すことで、フィット感と足首部分のサポート性も向上させている。同社では、日常のランニングからウォーキング、さらにはライフスタイルで使えるモデルとして、さらに拡販したいとしている。
Ghostから派生した厚底設計の「Ghost MAX 3(ゴーストマックス 3)」は6㎜ドロップにしたことでより生活に密着したシーンで使えるモデルとして注目集める

Ghost MAX 3 2万2000円(税込)/Ghostから派生した厚底モデル。㊧メンズのWカラー、㊨ウィメンズのGRYSXカラー
代表モデル「Ghost(ゴースト)」から派生し、ボリューム感あるソールが特徴的なモデルが、2023年9月から登場している「Ghost MAX(ゴーストマックス)」だ。2024年秋に2世代目の「Ghost MAX 2」、2025年秋からは3世代目の「Ghost MAX 3」(税込2万2000円)が登場し、進化を遂げている。
Ghost 17と同じDNA LOFT v3を採用したミッドソールのドロップは、6㎜に設計されていることから、ゆっくり長い距離を走るLSD(Long Slow Distance)やウォーキングにも最適。メッシュアッパーで幅広い層に対応できる。メンズ・ウィメンズ各4色展開で、日常使いできる汎用性の高さも特徴。Ghost 17同様に、オールブラックモデルをメンズ・ウィメンズで用意しており、仕事履きとしても使える。オールブラックモデルはレギュラーウイズのほか、男女でワイドモデルも展開している。
さらにGhost MAX には、レザーバージョンの「Ghost MAX L」(税込2万4200円)、スエードバージョンの「Ghost MAX SE」(税込2万4200円)もラインアップしており、場面に合わせて選択できることも魅力となっている。
超厚底の見た目で世界的に話題となっている「Glycerin MAX(グリセリン マックス)」は今秋から新色も追加しファッション需要のけん引役も果たす

Glycerin MAX 2万7500円(税込)/世界的に注目を集めている超厚底モデル。㊧メンズのGRYカラー、㊨ウィメンズのGRYカラー
「ブルックス」のなかで、Ghostシリーズを凌ぐほどに世界的な話題を集めているのが、2024年10月の先行発売で即完売した「Glycerin MAX(グリセリン マックス)」(税込2万7500円)だ。22代目を販売している「Glycerin(グリセンリン)」(税込2万5300円)の厚底バージョンとして登場したモデルで、ミッドソールにはDNA LOFTフォームをベースに窒素を注入したDNA Tunedフォームを使用している。
2段階の射出成形と超臨界発泡技術により、踵部には接地時の衝撃を吸収する大きな気泡、前足部には力強い蹴り出しをサポートする小さな気泡を挿入している。
Glycerin MAXは、ブランド史上最大のボリューム(後足部45㎜、前足部39㎜の6㎜ドロップ)という分厚いミッドソールが特徴で、これがGlide Roll Rocker構造と連携してスムーズな重心移動ができるという機能性と、特徴のあるデザイン性とカラー展開で人気を集めている。
パフォーマンスモデルとしてウルトラマラソンやLSD用として人気を得ているほか、ライフスタイルシューズとしてアジア、とくに中国で大ヒット。アキレスでは、秋冬シーズンはメンズ3色、ウィメンズ2色で展開しており、勢いを加速させつつ来年展開予定のGlycerin MAX 2につなげたいとしている。
発売25周年を迎えた「Adrenaline GTS 25(アドレナリンジーティーエス 25)」は特別デザインによる限定カラー(SL=シルバー)モデルも発売中

Adrenaline GTSの25周年記念バージョンのSLカラー(メンズ)。2万2000円(税込)
また、アキレスは、ブルックスを代表するスタビリティモデル「Adrenaline GTS(アドレナリンジーティーエス)」の誕生25周年を記念し、特別デザインの限定カラーモデル「Adrenaline GTS 25(アドレナリンGTS 25)」のSL(シルバー)カラーを、10月22日から発売している。
1999年に誕生したAdrenaline GTSは、世界中の数千万人のランナーやウォーカーを支えてきたロングセラーモデル。今回発売した25周年記念モデルは、これまで支えてきたすべてのランナーへの感謝を込めて、シルバーを基調とした特別なデザインに仕上げている。
Adrenaline GTS 25には、独自のサポート機能であるGuideRailsテクノロジーが搭載されており、足の過度な内・外転を防ぎ、足から膝までの自然な動きをサポートする。さらに、軽量でソフトなクッション素材、DNA LOFT v3により、長距離でも疲れにくい快適な履き心地を実現する。前作より前足部で3㎜、踵部で1㎜クッションを増量し、10㎜ドロップとのバランスにより、快適性さらに向上させている。

Adrenaline GTS 25のレギュラーモデル。㊧メンズのGRYカラー、㊨ウィメンズのBLK/Wカラー




