ミズノは、飲食店厨房作業用のワークシューズ「SOFPON（ソフポン）」を、ミズノワーク品取扱いの全国の作業用品専門店やホームセンター、ミズノ公式オンラインなどで4月20日から発売している。

総務省統計局が発表した令和2年国勢調査によると、日本の飲食店就業者数は約214万人といわれている。一般的に、厨房作業は長時間の立ち仕事による足への負担や、床に落ちた油、水により滑りやすいため転倒事故のリスクがあると言える。

今回、ミズノが発売した「SOFPON」は、スポーツシューズ開発のノウハウを活用し、アウトソールは油や水に対して滑りにくい意匠を採用することで耐滑性を追求し、厨房での転倒リスクを抑制。また、つま先から踵方向と斜め方向にかけて、水や油が流れ出やすくするための溝を配置し、水や油が溜まることで起きるスリップに対し、滑りにくくしている。

さらに、踵部のクッション性を高める「セル構造」を搭載したことで、複数の独立した突起状設計で各セル同士に隙間を持たせ、荷重時に各セルがたわむことでクッション性を高めている。外周部に連続的に意匠を配置することで立位時、歩行時の安定性も追求。アウトソールの素材には、油による劣化が起こりにくい耐油性ラバー素材を採用することで、意匠の減りを軽減している。

アッパーには、柔らかい人工皮革を採用し、履き口まわりには柔らかい作りにすることで、ソフトな足あたりで足にやさしい履き心地を追求している。同社が飲食店厨房作業向けのシューズを販売するのは初めてで、「SOFPON」の発売から1年間の販売目標は4000足としている。

サイズは22.5～28.0、29.0㎝（3Eウイズ）で、カラーはホワイトとブラック。価格はオープン。重量は26.0㎝の片方で、約275ｇ。