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2026年03月13日

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「足立ブランド」認定企業の紳士靴メーカー、シバ製靴がメイド・イン・ジャパンの魅力をアピール

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シバ製靴がつくるカジュアルシューズ

「足立ブランド」(運営事務局:産業経済部産業振興課ものづくり振興係)認定企業の紳士靴メーカー、シバ製靴(東京都足立区千住、柴善弘代表)が、メイド・イン・ジャパンの魅力をアピールしている。


優れた製品・技術を持つ事業者を広く認定し区内外にピーアールする「足立ブランド」は、今年3月末に「足立ブランド認定企業紹介冊子」をリニューアルした。


シバ製靴は、1957年に創業された老舗の製靴工房。創業当時、国内で革靴を製造する会社の多くは、大手メーカーの生産を請け負うOEMが事業の中心だった。そんななか、同社はいち早く自社ブランドを立ち上げ、現在は事業の6割を自社ブランドの製造が占めている。


同社では、1971年からこれまでに時代の流れに合わせて、「ファロル」「マリオ・ロレンツォ」「オリベラ」「ジャンフランコロッシ」など、5つのブランドを立ち上げてきた。2010年に30代の若手デザイナーの感性を生かしたブランドとしてスタートした「FAROL(ファロル)」は、ビジネスシューズの品質を踏襲しつつ、カジュアルで個性的なデザインが人気を集めている。


60年の歴史のなかで、磨かれ脈々と受け継がれてきた国産革靴の製靴技術は、決して海外ブランドに劣るものではない。革靴の工程は、細かい部分を含めると200を超えるといわれている。その工程や革の特性などをしっかりと理解した上で、職人たちは日々それぞれの作業に打ち込んでいる。


とくに同社では、革靴づくりの最後に行う「仕上げ」の工程を重視している。仕上げの工程は、やすりをかけて滑らかにしたり、色を入れてロウを塗り付けたり。職人の手仕事が発揮される場面で、革靴の良し悪しは、仕上げによって決まるとも言われるところ。このような、職人の手作業の温度を身近に感じられるのが、メイド・イン・ジャパンの革靴の魅力の1つと言える。


また、同社ではコストパフォーマンスを上げるため、国内で職人が作業する工程と、海外で効率的に行う工程とを分けて製造している。これにより、海外の高級ブランドなどと比べて手が届きやすい価格での販売を実現している。


ビジネスシーンで必要とはいえ、「革靴は履きづらい」「歩きづらい」と感じているビジネスマンも多い。どんな人にも心地よく履いてもらえるように、同社では日々研究を重ね、技術を磨いている。同社で採用している革靴の製法「セメント製法」も、その工夫の1つ。セメント製法とは、足を包む上部とソール部分とを接着剤で接着する製法。他の伝統的な製法と比べて靴全体が軽く、屈曲性が高まるため、スニーカーなどに慣れている人にも履きやすい革靴に仕上がる。ソールが密着するため防水性も高く、普段使いにも最適。さらにこの製法は、デザインの自由度が高まる。


同社代表の柴善弘さんは「当社では、先代から受け継いだ“現場でお客様の声を聞く”ことを何より重んじてきた。そのことが企画力につながり、自社ブランドの成長につながったと感じている。革靴は、お客様のビジネスを支える大切なアイテム。私たちは靴づくりを通して、お客様に喜んでいただける“好感度”“好機能”“好価格”の商品づくりを目指している。履き心地だけでなく、高い技術によってその機能を高め、生産体制の工夫により適正な価格で買っていただく。その目標に向かって日々精進を続けている。長い歴史をかけて培ってきたセメント製法の技術を磨いていくことはもちろん、より高度な製法にも挑戦し、製靴の技術を次の世代につないでいくことが私の役目だと考えている」と語っている。


2023年10月6日、東京駅至近の新丸ビル4階に国産革靴のセミオーダー店「東京フットテーラー」がオープンした。このショップは、国産革靴の魅力をもっと多くの人に知ってもらおうと全日本革靴工業協同組合連合会(靴協連)が2017年に立ち上げたブランド。日本人の足に合わせた豊富なサイズ展開が特徴で、その数はなんと60種。足のサイズを自動で測定する「フットルック」も用意されており、自分にぴったりのサイズを確かめることもできる。ここでオーダーを受けた革靴は、国内で確かな職人技をもつ4社が製造する。そのうちの1社が、足立ブランド認定企業であるシバ製靴となっている。


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