
トークショーに登場した㊧からハルメクホールディングス生き方上手研究所の梅津順江所長、いとうまい子さん(俳優、研究者、経営者、大学教授)、岸順子(化け子)さん(ヘアメイクアップアーティスト、「ヘアメイク職人化け子」としてユーチューブを開設)
ハルメクグループは12月4日、「2025-2065ハルメク シニアトレンド」を発表した。2025年は、団塊の世代がすべて75歳以上となり、団塊ジュニア世代が50代へと突入した年となった。高齢者人口(65歳以上)が全体の3割に達し、50歳以上の女性が女性全体の過半数を占めるなど、日本社会の年齢構造は大きな転換を迎えている。シニア世代は、人口減の日本において、唯一人口が増加し、日本家計金融資産の約6割を抱える層としても、その動向や消費が注目されている。
ハルメクグループは、市場規模100兆円とも言われるシニア市場を、独自のシンクタンク組織である「生き方上手研究所」(2014年発足)で日々分析しており、今回、現在のシニアの消費およびマインドのトレンドを発表した。それによるシニアトレンドとは、次の5つ。
「イマ活」(豪華クルーズやちょっと上質なランチなど、自分の心を満たすために時間とお金を「体験」に使うこと)。
「ご自愛消費」(節約疲れの反動もあり、「理由があるなら高くても納得して買いたい」「頑張った自分を労わりたい」と心身のゆとりを取り戻す動きが出てきた。高額でも納得できるモノを購入し、頑張ってきた自分をいたわる傾向は今後も続いていくと予想)。
「戦力シニア」(「おてつたび(リゾートワーク)」「タイミー」など場所や時間に縛られない自由な働き方が拡大。経験豊かな世代が「もう一度自分の好奇心で働く」「今だからこそやってみたい」と好きで始めたことがいつの間にか周囲に影響を与え、気か付けば戦力として頼られる存在に)。
「再点火メイク」(自分の魅力を更新するため、時間を費やす潮流に合わせたシニア向けの美容教室の出現や50代以上の美容系ユーチューバーの増加など大人世代のロールモデルが洗練を示している)。
「ならわし卒業」(当たり前とされてきた過去の「慣習」を前向きに卒業する動き。「年賀状じまい」「墓じまい」「お中元・歳暮じまい」が進んでいる)。
ハルメクホールディングス生き方上手研究所の梅津順江所長は、「シニアは過去、現在、そして未来に向けた自分らしい選択を行うようになってきている。シニアを取り巻く環境は複雑で、子育てが終わっても孫育てや両親の介護が待っていたりとライフイベントが目白押し。60歳を過ぎても引退することはなく、社会的役割が継続している状況だ。新しいライフイベント、社会的役割を加えながら、人生後半の生き方や暮らし方に真剣に向き合いながら独自のトレンドを形成している」と説明した。