アキレス シューズ事業部子供・スポーツグループ営業一課の金内雄司さん
「ハイパージャンパー」のMDを担当したアキレス シューズ事業部子供・スポーツグループ営業一課の金内雄司さんの話
反発弾性に優れる自社開発のアクロフォームの機能性を生かせるターゲットとして、当社の「瞬足」でカバーできない小学生高学年から中学生を設定しました。この世代へのシューズの参入は多いものの機能性のある商品の提案は少なく、それならばアクロフォームを使ってゴールデンエイジがもっと運動をしたくなるような機能性の高い子ども靴をつくろうと考えました。
アクロフォームは硬度を変えることが可能で、今回のハイパージャンパーには反発性が感じられるように硬めに配合した素材を搭載しています。また、反発弾性素材は厚みを出せば反発力も上がりますが、重くなるのがネック。そこで効果が出る最低限の厚さに設計し、ミッドソールに“しゃもじ型”の抜型で搭載することで、軽量化と屈曲性の良さをもたせました。
スポーツが注目されるなかで、コロナ禍でも運動をしたいという人が増えています。そのためサイズ展開は19~28㎝にして、子どもだけでなく大人でも欲しくなるデザインにしました。28㎝までのサイズレンジにしたことで、バイヤーの皆さんに弾むような履き心地を実感していただくことができたことも好意的に捉えられています。デザイン面では、店頭での横向き展示でインパクトが出るようにすることに苦心しました。