2月4日（火）～6日（木）の3日間、ベルサール渋谷ガーデンで開催された「モーダ・イタリア展2025-26秋冬コレクション」に出展した靴ブランドを取り上げる。

「POEVE（ポエヴェ）」は、ベネチアに本社を置くAnimaitaliana s.r.lが、ローファーをメインに打ち出しているブランド。2012年に父子チームで「Poesie Veneziane（ポエジェ・ベネチアーネ）」として立ち上げたブランドは、2025年春夏から頭文字をとった「POEVE」として新たなスタートを切った。

POEVEとは、英語のPoem（詩、詩人）と、歴史あるベネチアからインスピレーションを得た名前。永遠のエレガンスと活気に満ちた現代的なスピリットを表現するデザインは、高品質と洗練されたディテールに根差した独自のスタイルと美のコントラストを特徴としている。

イタリアをメインに5つの工場でつくられる製品は、EU全域に輸出されているほか、2024年秋冬から代理店になったプライムビアンカ（東京都渋谷区）によって日本の百貨店や自社ECでも購入できるようになった。

スクエアトウやラウンドトウ、さらにはヒールのあるローファーなど、日本にありそうでないデザインや素材使い、生産背景の確かさなどが魅力として評価されている。日本市場では5～6万円（ブーツは7万円台）程度で販売されている。現行はレディスのみの展開だが、今後はメンズの展開も予定しているという。