
㊧(写真中央)マドラス 取締役 事業本部長 岩田 敏臣氏、㊨革靴の端材を活用したアップサイクルコースター
総合コンサルティング会社のノースサンド(東京都中央区、前田知紘代表)は、6月の「環境月間」にあわせ、マドラスの協力のもと、革靴製造過程で生まれる端材レザーを活用したアップサイクルコースターの製作と、銀座・梅田・天神の各拠点周辺での清掃活動を実施した。
ノースサンドでは、地域とのつながりを大切にしながら、「日常の中で自然に環境を意識できるきっかけづくり」に取り組んでいる。そのため、社員が主体となる活動や地域企業との連携を通じて、日常の中で無理なく続けられる環境配慮の形を模索しているという。
アップサイクルコースターには、革靴の製造工程で生じる端材レザーを使用。廃棄される素材に新たな価値を持たせることで、環境への配慮を身近に感じられるアイテムとして活用している。コースターは来客時のおもてなしの際に使用するほか、社内SNSへ環境に関する投稿を行った社員にも配布。また、取り組みの背景や素材に込められたストーリーを記載した説明カードも同封した。
同社によると、社員や来訪者からは、「社会的な意義を感じる取り組み」「環境を意識するきっかけになった」「当社でも取り入れたい」といった好意的な声が寄せられ、日常の小さな気づきにつながる取り組みとして受け止められているという。
コースター製作に協力したマドラスは、今回の取り組みについて、同社取締役事業本部長の岩田敏臣氏は次のようにコメントしている。
「『靴』という漢字は、『革』が『化ける』と書く。一枚の革が、職人の手によって立体的な靴へと生まれ変わる、まさに「化ける」過程だ。しかしながら、その工程には、どうしても靴にはなりきれず、廃棄せざるを得ない「端材」が生まれていた。この端材を、もう一度、別の形へと「化けさせる」ことはできないだろうか。私たちはこれまでも、産学連携などを通じて、その活用方法を地道に模索し続けてきた。
そんな取り組みと想いに共感し、『環境月間』に向けたコラボレーションをお声がけくださったのが、ノースサンドさん。靴の一部にはなれなかったが、上質な本革としての魅力は、何ひとつ変わらない。心強い仲間との出会いによって、日常にそっと寄り添う「コースター」へと、見事に化けた革たち。工場から始まった挑戦が、共感の輪を広げ、ひとつの形になった。新しく生まれ変わった革の温もりを、ぜひ感じていただけたら嬉しい」