
はな壱の家業である鼻緒と、その鼻緒を使った「Pondals(ポンダル)」
草履や下駄の鼻緒専業メーカーのはな壱(東京都足立区、柴田一郎代表)は、台(足が乗る本体部分)にEVAを使った軽量でタウンでも履ける鼻緒サンダル「Pondals(ポンダル)」を販売している。ポンダルとは、日本(Nippon)とサンダル(Sandals)からとっている。
はな壱は、大正13(1924)年に浅草で創業し、鼻緒を専門に製造している。3代目の柴田一郎さんは「草履や下駄は、すべて1つの会社(工場)がつくっていると思われがちだが、鼻緒と台の分業体制になっている。昔は、鼻緒1社に台5社のバランスが保たれていたが、最近はこのバランスが崩れ、都内では当社が唯一の鼻緒匠になっている」と語る。
柴田さんはコロナ下の2年ほど前に、「和装が減ってきているなかで、洋装にも合う鼻緒の付いた履物をつくりたい」とポンダルを考案し、普段のちょっとしたお出かけや浴衣に合わせてなど、さまざまなシーンでの使用を提案している。なお、2層構造の台は神戸のスニーカーメーカーにつくってもらっているという。
鼻緒サンダルは、「鼻緒の部分が足に当たって痛い」と思われがち。だが、はな壱は、昨年創業100年を迎えた鼻緒づくりのノウハウから、‟ミルフィーユ製法“による痛くない鼻緒を開発し、新たな履物の認知度向上を目指している。
販売は、ECと百貨店でのポップアップイベントなどで行い、さらにセレクトショップなどのOEMも請け負っている。サイズは、S~LL(22.0~27.5㎝に対応)の4サイズで、自店販売価格は1万3200円(税込)が中心。