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2025年04月18日

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スポーツ用品企業4社が2025年度入社式を開催――社長や契約アスリートが激励のメッセージを贈る

【アシックスグループ】

アシックスは、アンカー神戸(兵庫県・神戸市)で”Day One Ceremony”と題した新入社員を温かく迎える会をグループ合同で開催。新入社員にもオフィスカジュアルの服装を推進し、会場も変えてカジュアルな雰囲気出しを試みた。

“Day One Ceremony”と題したアシックスグループへ新入社員を温かく迎える会の様子

当日は、富永満之社長からのお祝いメッセージのほか、同社契約アスリートのLéo Bergère選手(トライアスロン)、河村勇輝選手(バスケットボール)、Novak Djokovic選手(テニス)、一ノ瀬メイさん(パラ水泳)、FC今治の岡田武史会長など、たくさんの多くのアスリートからビデオメッセージが寄せられた。式には、アシックス30人、アシックスジャパン8人、アシックス商事8人、アールビーズ4人の計50人(1人体調不良により欠席)の新入社員が出席した。富永社長の歓迎の言葉は次の通り。


「2025年は、現在の中期経営計画2026で掲げている『Global Intergrated Enterpriseへの変革』に向けて、主に3つのことに注力してさらなる成長に繋げていきたいと思っています。


1つめは、DTCの更なる強化です。OneASICS会員プログラムを中心に、アシックスブランドの体験価値を向上させることが重要と考えています。2つめは、日本におけるブランディングです。今年は東京2025世界陸上選手権大会なども開催されます。3つめは、オペレーショナルエクセレンスです。在庫管理や倉庫のオペレーション、需給や生産計画をデータドリブンでどう改善していくか等、この点についてもまだまだやれることはたくさんあると考えています。皆さんも是非このあたりの方針をしっかりと理解して頂きたいです。


アシックスでは、たくさんの海外メンバーが活躍しています。


日本のような一括採用もないため、海外のメンバーは専門的なスキルがある、もしくは一定期間のインターンシップ等の期間を経て雇用されています。皆さんが一緒に仕事をするのはそういったメンバーであり、数年立ってある程度のポジションに就くようになると、候補には彼らも入ってきます。これは何も脅しているわけではなく、是非皆さんには、自分が何に貢献できるか考え、一日でも早くプロフェッショナルスキルを身に着けたり独自の強みを磨いたりしながら、アシックスグループでキャリアを築いてほしいと思っています」


【ミズノグループ】

ミズノグループは、71人の新入社員を迎えて大阪本社内で入社式を行った。水野明人社長の訓示の要約は次の通り。


「今日は社会人としての大きな節目の日。会社の一員としての義務、覚悟を持って新たな出発をしてほしい。また世の中はさまざまな状況が起こっていますが、その変化をいち早くとらえながら、初心を忘れず、新たな人生をスタートしてもらいたい。


経営理念『より良いスポーツ品とスポーツの振興を通じて社会に貢献する』を常に心の中にとどめておいて欲しい。なぜそこに会社があるのかを深く考えてほしい。いかに社会の役に立つかが、私たちの使命だと認識しています。


今年で119 年という長い期間、事業を続けています。ミズノのブランド価値は、テクノロジーとクラフトマンシップに裏打ちされた機能・品質のみならず、感性や企業文化などの情緒的な価値を付加して高めていく必要があります。未来へ続くブランドの共創を大切にしていきます。またイノベーションセンター『MIZUNO ENGINE』も全社員が新しいアイデアを生み出していく場として、よりスピード感を持った商品開発、新たな価値を生み出すことを進め、スポーツによる社会イノベーション創出をしていきます。


グローバルでのSDGs・ESG へ取り組みもミズノらしい活動で実現、貢献していき、社会貢献と事業収益を一本化した新たなビジネスを創り出します。


スポーツメーカーとしての技術力を活用し、スポーツ領域以外にもビジネスを拡大し、経営や事業の多角化を進めています。例えば、カーボンビジネスやワークビジネス、寝具などのリカバリー商品もそのひとつ。また社員からの提案で新規事業を創出するというプログラムもやっていて実際に多くのアイデアがでてきました。新しい取り組みがしやすい風土醸成、制度構築を進めているのでぜひチャレンジしてください。


ミズノではフェアプレー、フレンドシップ、ファイティングスピリットの3 つのF の精神を大切にしている。お互いの多様性を生かしながら協調していきましょう。


あなたたちは会社のことをいまは知らないと思いますが、知らないことの価値もあります。その価値を十分発揮してほしい。会社で過ごす時間は人生の大部分を占めることになります。会社での過ごし方次第で、大きく人生が変わります。楽しいと思って過ごすこと、その心構えで毎日を過ごしていってほしい」


【デサントグループ】

デサントグループは、デサントジャパンの東京オフィスで入社式を行った。新入社員は、デサントジャパンの総合職・クリエイティブ職20人、セールスコーディネーター19人と、デサントアパレルの5人の計44人。嶋田剛社長の新入社員に向けたメッセージは次の通り。



「デサントの企業理念は『すべての人々に、スポーツを遊ぶ楽しさを』です。私たちは技術革新を重ね、1/100秒を争うアスリートが持つ能力を最大限に引き出すウェアを開発しています。さらにスポーツに限定しないシーンでも快適に着用できる“MoveWear”を展開するなど、高機能で高品質な製品を通じてスポーツをより身近な ものにし、人々の生活を豊かにすることを目指しています。


皆さんには、スポーツへの情熱を大切にしながらも、今日からは「どのようにして価値を創造し、利益を生み出すか」 ということを常に意識してほしいと思います。私たちは単なる「スポーツ愛好家」ではなく「ビジネスパーソン」としての役割を担っています。スポーツの価値を持続的に高め、デサントを発展させるために、生み出した利益はさらなる製品やサービスの開発、選手やチームへのサポートへと循環し、スポーツの発展に貢献します。ビジネスとしての視点を持ち、利益を創出することの重要性を忘れずにいてください。それがスポーツの可能性を広げ、より多くの人々に感動や喜びを届けることにつながります。


スポーツの世界と同じように、ビジネスの世界でも「挑戦し続ける人」が成功を掴みます。皆さんはこれから、 結果が求められる環境に身を置くことになります。ただ与えられた仕事をこなすのではなく、自分なりの考えを持ち、それをしっかりと発信し、周囲を動かす力を身につけてください。自分の言葉で相手を納得させる力は、これからのキャリアにおいて大きな武器になります。


日々の経験を積み重ね、タフなデサントパーソンとして自分自身の可能性を広げてください。一緒に明るい 未来を創り上げていきましょう。これからの活躍を大いに期待しています」


【ヨネックス】

ヨネックスは、4月1日に2025年度入社式を実施し、総勢74名の新入社員が参加した。


入社式では、アリサ ヨネヤマ社長から歓迎のメッセージが送られると共に、ヨネックスの今年のテーマである「失敗は急げ」が紹介され、「コミュニケーションを忘れずに、みんなで同じゴールに向かって、失敗を恐れず、失敗から学んだことを次に活かしながら挑戦し続けることが、新たなアイデアを生み出すことや成長につながると信じています。ぜひ、一緒に失敗しながら成長していきましょう」と、激励の言葉が送られた。


入社式終了後は、懇親イベントとして、ヨネックスの歴史・製品にまつわるクイズ大会がグループ対抗で行われ、新入社員と役員が交流した。


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