アディダスジャパン、「アディダス ブランドセンター 原宿」をオープン――サステナブルな取り組みを知ってもらう場に位置付ける
アディダスジャパンは、日本で3つ目のブランドセンターを1月22日(土)、東急プラザ表参道原宿にオープンした(Shoes Post Online 1月13日既報)。「アディダス ブランドセンター 原宿」の特徴は、国内店舗で初めてスニーカークリーニングサービスとウォーターステーションを設置したサステナビリティを体感できるストアにしたこと。
すべての照明設備にはLEDを採用し、エネルギーシミュレーションによるエネルギー最適化検証を行うなど、エネルギー効率を上げているほか、ゴミの徹底した分別管理や店舗開発工事時に発生する建設廃棄物のリサイクルを推進した。
また、地下1階にスニーカークリーニングサービスコーナーを設置、1階には給水スポット(新型コロナウイルスの感染拡大によりオープン時は休止)やオリジナルボトルの販売を行うなど、サステナビリティに高い関心をもってもらい、企業の取り組みを知ってもらう場に位置付ける。
フロア構成は、1階にウイメンズを配置し、女性をターゲットにすることを明確に打ち出している。左側の壁沿いでは、オールバーズとのコラボレーションによるランニングシューズ「FUTURECRAFT.FOOTPRINT」(税込1万3500円)を、adiCLUB会員向けに294足限定で再発売。このモデルは、77%のリサイクルポリエステルと、木材パルプからつくられた天然素材テンセルを23%使用したアッパーに、アディダスのミッドソール素材LIGHTSTRIKE(ライトストライク)をベースに、オールバーズのサトウキビをベースにしたSweetFoam(スウィートフォーム)で再構築し、低炭素の天然素材を搭載。1足あたりのカーボンフットプリントは、わずか2.94㎏ CO2eと、アディゼロRC3との比較で63%削減している。
2階には、表参道地区で購買力の高い国内直営店最大の売り場面積(43㎡)のアウトドアコーナーを設置、そのほかアーティストとコラボしたTOKYO SHOPエリアやランニング、バスケットボールなどのカテゴリーを展開。地下1階はadidas Originalsをラインアップする。注目のスニーカークリーニングサービスは、5分程度で行う表面のみの簡単な手入れ(無料)のほか、ブラシやスチーマーで汚れを落とす有料のBASIC CLEAN(税込2200円)、PREMIUM CLEAN(税込2750円、adiClubメンバーは税込2500円)を用意する。
アディダスジャパンは、1月11日時点で日本全国に78店舗の直営店を展開している。内訳はブランドセンター2(アディダス ブランドセンター 原宿は3店舗目)、ブランドコアセンター16、アディダスオリジナルスショップ32、(うち旗艦店のオリジナルス フラッグシップストア2)、日本サッカーミュージアムショップ「FLAGS TOWN」1、ファクトリーアウトレット27で構成されている。
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