【健康機能シューズ特集 アシックス商事】「ラクウォーク」ニーズアップシリーズでヘルスケア分野へのシューズ提案を強化
アシックス商事は、ヘルスケア分野へのシューズの提案を強化している。同社は2018年9月から、O脚傾向のあるシニア世代を中心に産学医の連携で機能開発した「RaKUWaLK(ラクウォーク)」ブランドの新シリーズ、KNEESUP(ニーズアップ)を靴専門店やテレビ通販を通じて販売している。
ひざのケアに特化して開発され、“歩くことが楽しくなるように”との想いで誕生した「ニーズアップ」シリーズは、京都橘大学と共同で研究・開発し、角整形外科医院の協力で、ひざにトラブルを抱える女性の参加による機能検証を経て商品化された。
独自構造の「MCCS」がひざ関節内側の負担を軽減
機能特徴は、かかと荷重時に靴底内側に設計された空洞構造体の「MCCS」(Medial Cushion Control System)がたわむことで内側に体重がかかり、フラット時から蹴り出し時に戻るという動作を繰り返すことで、ひざ関節内側の負担を軽減する。
過度のたわみを抑制するために内側を長く設計した「非対称かかとホールド芯」や、足裏形状とのフィット性を高めるポリウレタン素材の「立体インナーソール」、体重の荷重や着地の衝撃を緩衝する「厚底設計」、ブレーキ&アクセル動作をスムーズにする「舟底設計」などを合わせて、進行方向に足が自然に出るような快適な歩行をサポートできるようにしている。
ひざの痛みは、加齢や肥満によりO脚傾向になり、ひざ関節内側の1点で体重を支えることで起きやすい。これを正常な位置に戻すことで、負担を穏やかにするという機能構造になる。
シーンに合わせたデザイン提案を充実
使用シーンに合わせて履けるように、メッシュ素材などを採用したスポーティなアクティブタイプ(レディスRL-9004、メンズRM-9002)と、旅行などにも対応できるカジュアルタイプ(レディスRL-9003、メンズRM-9001)を第1弾として発売後、19年秋冬からはクラッシーレザータイプ(レディスRL-9007とRL-9008、メンズRM-9005)を追加した。
2020年はクラッシーメッシュタイプのレディスRL-9009や、アクティブタイプから介護・医療シーンでも使いやすいオールホワイトカラーを発売。さらに秋冬からは3Eのワイド設計のレディス(RL-9010 、RL-9011)を加え商品構成を充実させている。
価格は1万2000円+税から1万5000円+税。特に女性の間ではアクティブタイプのRL-9004、カジュアルタイプのRL-9003が人気となっており、今秋に加えたワイド設計モデルはTV通販でも注目されている。
なお、「ニーズアップ」シリーズの女性用RL-9003、RL-9004と男性用RM-9001、RM-9002は、公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2020年度グッドデザイン賞」を受賞している。