靴輸入商社のTOSMAXが、米国Gap Inc.と日本国内でのライセンス契約を結んで展開している「GAP（ギャップ）」シューズの存在感が増している。

モダンアメリカンスタイルの世界的象徴「GAP」の圧倒的な知名度を背景に、2022年2月から靴専門店大手チヨダを始めとする様々な小売店の総計1200店での順次販売という華々しいデビューを飾った「GAP」シューズには、すでに定番とも呼べる年間を通じて販売が好調なアイテムが出てきている。

そうしたアイテムのひとつが、レディスを中心に好評の踵を踏んでも履けるキックバックスニーカースタイル。子どもをもつ女性や働く女性のオフィス履き等、さまざまなニーズを引き出している。また、ベーシックなコートタイプのサイドに“GAP”のロゴを入れたシューズは、発売当初より学生層から人気を集めていたなか、昨年11月のチヨダのCMに登場した際には売上げが5倍に伸びたという。

GPU22321　4290円（税込）／脱ぎ履きが簡単なユニセックスリラックススニーカー。踵部が踏める2WAY仕様のキックバックスニーカーとして人気。サイズは23.0～28.0㎝（1㎝刻み）、カラーは左上から時計回りにネイビー、カーキ、ブラック、レッド。このほかベージュもある

2023年春夏シーズンの「GAP」シューズのラインアップは、30デザイン90SKU。今年からはGMSでの販売もスタートしたことから、売り場は1500店までに拡大。年間100万足ベースを販売するブランドとして順調に推移しており、今後、「GAP」シューズを目にする機会が、さらに増えてきそうだ。

「GAP」シューズの特徴は、ブランドの知名度の高さと、シンプルなカジュアルデザインと履き心地の良さ。そして、ファミリー層から人気が高いというブランドの強みを生かした親子コーデも可能な大人からキッズまで、同じコンセプトのシューズに仕上げているところ。

GPU12316　4730円（税込）／立体的な型押しロゴがスペシャリティなユニセックスプレーンコートスニーカー。サイズは23.0～28.0㎝（1㎝刻み）、カラーは左上から時計回りにベージュ、ブラック、ホワイト/ピンク、ホワイト/ネイビー

サステナブルな商品開発にもいち早く取り組んでオーガニックコットンを使用したスニーカーをラインアップ

履き心地については、「GAP」のシューズで日常を楽しく、快適に過ごせるように工夫を凝らしており、例えばスニーカータイプには、EVAとウレタンで2層構造にしたインソールを標準装備し、クッション性を確保しながら足入れの柔らかい履き心地に仕上げている。また、既存商品も日々改良を加えて、履き心地を高めることに努めている。

また、特に若い世代に関心が高く、1969年の創業以来、常に「GAP」ブランドのコアバリューであり続けている“サステナブル”な商品の開発にもいち早く着手し、米国Gap Inc.が認める基準に則った製品化を進めている。この春はオーガニックコットンをアッパーに使用した「GPU82319」（税込4950円）を提案しており、今後、順次アイテムを拡げていく予定。

GPU82319　4950円（税込）／アッパーにオーガニックコットンを使用したクラシックでモダンスタイルのスニーカー。サイズは23.0～28.0㎝（1㎝刻み）、カラーは左上から時計回りにベージュ、ブラック、ホワイト、ブルー

スライドサンダルやグルカサンダルといったシーズン商品にも注力し、1年を通じてあらゆる世代が「GAP」シューズを楽しめる構成に

ユニセックスサイズ展開を基本としている「GAP」シューズは、2022年秋冬からシーズン商品に注力し、レディスモデルおよびメンズモデルも取り入れ、1年を通じて老若男女が「GAP」シューズを楽しめるラインアップを構築している。この春はメンズにカジュアルタイプのサンダル、レディスにはグルカサンダルなども投入。5月以降には、レディスとキッズで構成するレインシューズ、そのほかシャワーサンダル、ビーチサンダルも提供していく。

GPU32323　3190円（税込）／面テープで調整可能なユニセックスフットベッドサンダル。サイズは23.0～28.0㎝（1㎝刻み）、カラーは左上から時計回りにカーキ、レオパード柄、ホワイト、ブラック

TOSMAXでは、ブランドのベースにある“親子コーデ”のためにも、キッズをさらに強化したいとしており、キックバックスニーカーやコートタイプ、ランニングタイプ、レイン、スポーツサンダルと、バリエーションを充実させていく。

GPK72336　4290円（税込）／足へのフィット感を意識したダブル面テープ仕様のキッズナロースニーカー。サイズは15.0～22.0㎝（1㎝刻み）、カラーは左からダークピンク、ネイビー、ブラック