キーン・ジャパンが展開する「KEEN（キーン）」は、音楽家の故坂本龍一氏が創立した森林保全団体、more trees（モア・トゥリーズ）とのコラボレーションモデルとして、水原希子氏が主宰するファッションブランド「OK」がデザイン＆ディレクションしたサンダルを6月21日から発売している。

「森と人がずっとともに生きられるように。そして、人が森からずっと恵みを受けられるように。」をビジョンに掲げ、今できることを、探し、考え、実践しているモア・トゥリーズとの初めてのコラボレーションになる。

今回のコラボモデルは、水原氏自身がこれまでにキーンを履いて世界を旅する中で出会い、目にしてきた美しい自然の中にあった色合いをベースに配色したデザインになっている。コラボアイテムのベースとして採用されたのはキーンの定番である水陸両用のハイブリットサンダル「ZERRAPORTⅡ（ゼラポートツー）」。

付帯するパッチのデザインは、生き物の多くに一貫して存在する幾何学的な模様とサイクルの輪を象徴し、モア・トゥリーズが取り組んできた人間と自然の間に存在する循環、共生していかなければならないことを表現している。

アッパーには速乾性に優れ、水や汚れに強いポリエステル素材を使用。バックルを採用することで脱ぎ履きを簡単にし、フィット調整も可能とした。足裏の形状に合わせて立体成型されたEVAフットベッドと、軽量で劣化しにくく歩行時の衝撃を緩和する圧縮成型EVAミッドソールが優れたクッション性を発揮。アウトソールは、踏み跡を残さず、耐摩耗性とグリップ性に優れたノンマーキングラバー、レーザーサイピング仕様で、接地面から水を押し流すことにより優れた防滑性を発揮する。

カラーは2色展開、サイズは22.5～26㎝。価格は1万1000円（税込）。同コラボモデルの売上げの一部は、モア・トゥリーズを通じて、森林の保全活動へと寄付される。

モア・トゥリーズは、音楽家坂本龍一氏が創立し、建築家隈研吾氏が代表を務める森林保全団体。加速する森林破壊と地球温暖化の危機的状況に行動を起こすために、100人以上の賛同人とともに2007年に設立された。

国内外21か所に「more treesの森」を展開し、地域と協働で森林保全を行うほか、国産材を活用した商品やサービスの企画・開発、セミナーやイベントを通じた森の情報や魅力の発信など、「都市と森をつなぐ」をキーワードに「森と人がずっとともに生きる社会」を目指したさまざまな取り組みを行っている。