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2026年07月21日

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連載【いちがいもんの独り言 73】 30年モノの長靴が教えてくれたこと

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先日、自転車がパンクしたので近くの個人経営の自転車屋さんで修理してもらいました。
「今ごろはチューブが擦れてパンクするのが多いんよ。日本製の頃はこんなことはなかったのに…」
長らく自転車屋をしている職人の店主さんが言うには、国産自転車は見えないところまできっちりしていたと。


靴も国産は少なくなりました。
写真の長靴は前職の会社で国内自社生産のために各サイズグレーディング用に作ったものです。
ということは少なくとも30年以上経過しています。昨日、久しぶりに磯場で膝下まで海に浸かって歩きましたが、全く水漏れなしです。ゴムもゴアテックスの胴もいまだに良いコンディションです。
それに対して、巷で買った国外生産のウエーダーやフィッシングシューズは数年でアウトでした。


ただ、だからといって私はMade in Japanの信者ではありません。


日本の職人的技術で作る国産の革靴は良いと思います。
しかし、近年特にインダストリアルデザイン化が進むスポーツシューズは開発力と設備投資が求められます。国内生産にこだわって既存の設備でコツコツでは太刀打ちできない世界になっています。


生産国にこだわらず、企業の開発力と品質管理力と販売力が問われているのです。


さて、近年のアメリカやヨーロッパ発で生産は東南アジアの新興スポーツシューズメーカーの躍進は日本の歴史あるゴム履物メーカーさんたちにとって歯がゆいのではないでしょうか…


ぜひがんばっていただきたいですが…


社内に担当部署を作る程度ではいつまでたっても絶対に成功しません。
先ず別会社を立ち上げて、スポーツに長けていてスポーツシューズに思い入れもある人をトップにして、企画も販売も独立採算制にしないと!(トップを公募してみては⁉︎)


その必要性は台頭している新興スポーツシューズメーカーのルーツを調べればわかることだと思います。


目線を上げてがんばれ日本のシューズメーカー!


【松下誠氏のプロフィール】
シューズコンフォートアドバイザー。広島県福山市でシューズの販売を通して足と靴に関するアドバイスを行っている「シューズラボCue(キュー)」を経営。なお、“いちがいもん”とは広島の方言で「頑固者」を指す。


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