エービーシー・マート、20年2月期業績は韓国の業況悪化など響き増収減益
海外業績(12月期)は売上高が788億7700万円で同5.1%増、営業利益が47億900万円で同5.4%減。売上高は韓国、台湾、米国すべてで前年実績を上回ったが、利益面では韓国のセール増加に伴う売上総利益の減少により減益となった。
国別の売上高は、韓国515億3200万円(同0.4%増)、台湾72億9700万円(同16.7%増)、米国200億4700万円(同14.8%増)で、台湾と米国は2ケタ増と好調。韓国は下期の市況悪化で苦戦したものの、新規出店が寄与し微増となった。
店舗展開は、韓国で43店舗、台湾で7店舗、米国で2店舗を出店。期末店舗数は317店舗(韓国259、台湾52、米国6)となった。
品目別売上高では、全体の59.1%を占めるスポーツ(同3.4%増)が前年実績を上回ったほか、レザーカジュアル(同2.7%増)、キッズ(同2.8%増)、サンダル(同4.9%増)がプラス。レザーカジュアルは、前期のマイナスからプラスへと転じた。
なお、今期(21年2月期)見通しについては、新型コロナウイルスの世界各国への感染拡大で、消費の冷え込みがいつまで続くか不明なことから現時点では未定としている。
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