2020年9月10日 業界 大阪靴メーカー協同組合、大阪の靴「COSAEMA」を商品化し大阪の百貨店で披露 デビューイベント用に制作されたゴールドのシューズ 大阪靴メーカー協同組合(大阪市、上田陽一理事長)が、“大阪の靴”のブランド化事業を推進、18年11月に商標登録を済ませた「COSAEMA(コサエマ)」が商品化され、2月から3月にかけて大阪の百貨店のイベントで初披露される。 COSAEMAは、大阪弁の“ええ靴こさえまっ!(良い靴をおつくりします)”から命名された婦人靴ブランド。靴の産地では東京・浅草や神戸・長田が知られているが、大阪の浪速区や西成区でも昔から靴づくりが盛んに行われていた。そうした「歴史ある大阪の革靴を広めたい」という思いでブランド化事業を推進、18年2月から活動してきた。組合加盟企業の周辺には皮革問屋もあり、革の調達から製造までを大阪市内で行っている。 プロジェクト加盟16社のうち、今回のコレクションには10社が参画。「大阪3世代シューズ」をコンセプトにして、広い世代に履いてもらえる「おしゃれ」で「快適」なレディスシューズコレクションを製作した。 イベントは、2月13~19日に大丸心斎橋店、3月1~16日には阪急うめだ本店で開催され、展示販売も行う予定。デビューコレクションは、10社が各2~3パターンほどを製作した。価格は1万4000~2万円程度。会期に合わせて、サステナブルな活動のひとつである日本エコレザー認定シューズの展示や、今回、COSAEMAに携わったメーカーの若手によるトークショーなども実施する。 イベントでは、元気な大阪らしさを表現した各社が展示用に製作したゴールドのシューズが来店客を出迎える。大阪靴メーカー協同組合では、百貨店での期間限定イベントのさらなる実施を模索するとともに、COSAEMAの総合案内サイトを開設して、そこから消費者が直接、各メーカーにアクセスできるようにして、Eコマースで買える仕組みもつくっていきたいとしている。