「デサント」トップランナー向けランニングシューズ「DELTAPRO EXP V3」が体験型プロモーションで認知を拡大――秋冬は新色3色でさらなる飛躍へ

2026年1月の発売以来、トライアスロン大会や試し履きイベントを通じて着実に存在感を高めている「デサント」のトップランナー向けランニングシューズ「DELTAPRO EXP V3(デルタプロ イーエックスピー ブイスリー)」。同ブランドを展開するデサントジャパンは発売当初から、「まずは履いて性能を体感してもらう」ことを重視したプロモーションを展開してきた。その取り組みは口コミで広がり、販売も当初の想定を上回る反響につながっている。2026年秋冬シーズンは新色3色を投入し、体験を軸としたプロモーションをさらに強化する。
DISC BUSANの技術を結集したトップレーシングモデル
DELTAPRO EXP V3は、デサントが2018年に開設した韓国・釜山のスポーツシューズ研究開発拠点「DISC BUSAN(ディスクプサン)」で開発された。同拠点では「0.01秒でも速く走る」ことに向き合い、研究・開発を重ねており、同モデルはその技術を結集したDELTAシリーズのトップレーシングモデル。World Athletics(WA)のルールに準拠した大会でも着用可能な1足となっている。
最大の特徴は、前足部にかけて4本に分かれるフォーク型のカーボンプレートを搭載した点。どの位置で着地しても反発力と推進力を得やすい構造を採用。前足部は人差し指部分のプレート面積を広く確保することで、蹴り出し時に一番圧がかかるポイントへ効率的に力が伝わりやすくした。後足部から中足部にかけては、着地時のブレを抑える構造にすることで、安定した走りをサポートする。
ミッドソールには、軽量で高反発なPEBA素材を上下2層構造で採用。フォーク型カーボンプレートとの組み合わせにより、高いエネルギーリターンを実現した。さらにロッカー構造と下層ミッドソールの一体構造により、着地から蹴り出しまでをスムーズにするとともに、走行時の安定性も高めている。

DELTAPRO EXP V3の主な特徴 ㊧フォーク型カーボンプレートとPEBAフォームを採用した2層構造ミッドソール、㊥軽量性と安定性を両立するアッパー設計、㊨軽量化を考慮したアウトソール設計
アッパーには通気性と軽量性に優れたエンジニアードメッシュを採用し、踵周りのパッドによってフィット感と安定性を向上。アウトソールには厚さ1.5㎜の薄型CPUラバーを用い、耐久性を確保しながら軽量化も実現した。
冠大会を中心に「まずは履いてもらう」体験機会を創出

DESCENTE 伊勢志摩・里海トライアスロン大会では、多くの参加者に「DELTAPRO EXP V3」を試し履きしてもらい、その履き心地や性能を体感してもらった
デサントジャパンが発売当初から力を入れてきたのが、実際にシューズを履き、その性能を体感できる機会づくりだ。2026年7月に開催したデサントがタイトルスポンサーを務める「DESCENTE 伊勢志摩・里海トライアスロン大会」もその1つである。
同大会に向けては、トライアスロンコミュニティ「DESCENTE TRIATHLON CLUB(デサント トライアスロン クラブ)」を結成。メンズ・ファッション&ライフスタイルメディア『GQ JAPAN』との取り組みとして参加者を募集し、抽選で選ばれた10人が4月から活動を開始。DELTAPRO EXP V3を着用してトレーニングを重ね、大会当日はブランドのウェアとともに同モデルでレースへ臨んだ。
同クラブでは、リオデジャネイロ五輪トライアスロン日本代表の加藤友里恵さんがメインコーチを務めたほか、旭化成 陸上部に所属する長距離ランナー井川龍人選手を招いたランニングセッションも実施した。
さらに6月には、大会出場者を対象とした試走・試し履きイベントを都内で開催。参加者はDELTAPRO EXP V3を着用して実際の走行感を体験し、希望者には大会本番までシューズを無償で貸し出した。7月の大会当日は、デサントブースに2026年秋冬の新色3色を初披露するとともに試し履きコーナーを展開。多くの参加者がDELTAPRO EXP V3の性能を体感した。
こうした取り組みは、DESCENTE伊勢志摩・里海トライアスロン大会だけにとどまらない。4月には「第40回全日本トライアスロン宮古島大会」に協賛し、同モデルの試し履きブースを出展したほか、9月の「佐渡国際トライアスロン大会」でもブースを展開する予定だ。デサントジャパンは今後もトライアスロン大会を軸に、DELTAPRO EXP V3を実際に体感できる機会を広げていく考えだ。

第40回全日本トライアスロン宮古島大会に出展したデサントブースの様子
また、1月にはデサントブランド独自のランニングイベント「Run GRAPHY(ラングラフィー)」を神戸で開催。「RUN(走る)」と「GRAPHY(記録する)」を組み合わせた同イベントは、参加者一人ひとりのランニングシーンをプロカメラマンが撮影し、その瞬間を特別な思い出として残すとともに、走る楽しさや新たな一歩を踏み出すきっかけを提案するもの。実業団選手とのランニングセッションも行われ、ブランドとランナーとの接点づくりの場となった。

1月に神戸で開催された「Run GRAPHY(ラングラフィー)」の様子。参加者の特別な瞬間をプロのカメラマンが写真に収めた
競技者へのアプローチも着実に進んでいる。同ブランドは井川龍人選手とのアドバイザリー契約をはじめ、旭化成、トヨタ自動車、富士通の実業団チームを訪問し、多くの選手にDELTAPRO EXP V3の試し履きの機会を設けた。今年1月に開催されたDELTAPRO EXP V3の商品発表会に登壇した旭化成陸上部に所属する長距離ランナーの山本歩夢選手は継続着用を希望しており、そのほかにも着用を希望する選手が増え始めているという。
口コミで広がる評価 秋冬は新色3色でさらなる拡販へ
こうした活動を積み重ねる中で、DELTAPRO EXP V3への注目度も着実に高まっている。販売面でもその手応えは表れており、発売当初はEC販売が想定を上回り、一時は直営店向けの在庫をECへ回すほどの反響となった。現在は関東圏だけでなく関西でも販売実績が広がり、担当者は「レーシングモデルとしては初めてに近い取り組みだったが、順調なスタートを切ることができた」と話す。
実際に履いたランナーからは、「反発力がすごい」「前へ押し出される感覚がある」「ブレずに安定して走れる」といった声が寄せられ、実業団選手からも高い評価を得ている。寄せられたフィードバックは今後のモデルづくりにも生かされ、現在開発を進めている「DELTAPRO EXP V4」にも反映させていく考えだ。
2026年秋冬シーズンは、性能はそのままにBLOG(ブラックオレンジ)、RDWH(レッドホワイト)、RED0(レッド)の新色3色を展開する。価格は2万9700円(税込)、サイズは23.0~29.0㎝。1月発売時の反響を踏まえ、秋冬モデルは在庫を前回の約3倍に拡充した。
デサントジャパンは、今後もトライアスロン大会やランニングイベントなどを通じて体験機会を広げ、DELTAPRO EXP V3の認知拡大とランニング市場での存在感向上につなげていく考えだ。

DELTAPRO EXP V3(カラー:BLOG)

DELTAPRO EXP V3(カラー: RDWH)

DELTAPRO EXP V3(カラー:RED0)




