合宿中のタイ代表選手。体に巻いているのがReaLine Core、手にしているのがReaLine BalanceShoes

歪み専門メーカーのGLAB（広島県東広島市、蒲田和芳代表取締役)は、2021年12月にタイ王国のサッカー女子代表チーム(FA Thailand)とアスリートサポート契約を締結した。

同社は、選手にリアライン商品を提供することや、代表取締役である蒲田和芳氏(理学療法士・医学博士)による選手へのケアやコンディショニングを主とした契約として、これまでも多くのチームや個人の選手とアスリートサポートの契約を結んでいる。

今回の契約は、2021年9月にFA Thailandのフィジカルコーチに就任した江口なおみ氏からの依頼により実現。現在、FA Thailandは世界的にも注目されており、昨年開催されたアジア杯では、アジアの女子チームで唯一、FIFAの密着取材を受けた。江口氏は、「リアライン商品やリアライン・コンセプトを導入することで、メディカル班や選手のコンディショニングに対する意識も変化し、2023年のW杯出場を目標に日々練習に取り組んでいる」と話す。

リアライン(ReaLine)とは、re-(再び)＋align(配列する)を組み合わせた言葉で、歪んだり本来の動きを失ったりした関節を理想的な状態に整えることを意味する。これは蒲田氏が発案した理念で、この理念を用いて関節の歪みに根本から働きかける治療理論のことをリアライン・コンセプトと呼んでいる。

リアライン商品のなかで、とくに多くのアスリートが使用しているのが、「ReaLine Core(リアライン・コア)」。胸郭や骨盤に巻き、簡単なエクササイズをすることで関節を理想的な位置に修正する。関節が理想的な位置に修正されることで、動きにくくなっている部分や痛みを改善する効果が期待される。販売価格は税込11万円。

また、下駄のような形をしている「ReaLine BalanceShoes(リアライン・バランスシューズ)」には、裏面に1本の軸がついている。このシューズを履き、裏面の1本の軸に乗るようにしてバランスを取りながら、スクワット運動などのエクササイズをすることで、下肢の関節を理想的な位置に修正する。バランスシューズには、膝関節用と足関節用の2種類があり、選手自身が怪我の多い関節や痛みが出やすい部分に応じて使い分けることも可能。販売価格は、膝関節用が税込8800円、膝関節用が税込7200円。