ゴールドウインのグループ会社、ゴールドウインベンチャーパートナーズ（GVP、東京都渋谷区、金田武朗代表取締役）と、イグニション・ポイントベンチャーパートナーズ（IGP-VP、東京都渋谷区、田代友樹代表取締役）が運営するGOLDWIN PLAY EARTH FUND（GW-PEF）は、ペットボトル・衣料品の回収およびリサイクル事業をおこなうJEPLAN（神奈川県川崎市、髙尾正樹代表取締役執行役員社長）へ出資した。

「あらゆるものを循環させる」をビジョンに掲げるJEPLANは、ペットボトルや衣料品の回収・リサイクル事業を行っており、ペットボトルにおいては、ケミカルリサイクル技術を用いた商用プラントの運営をしている。JEPLANの扱うペットボトルのケミカルリサイクル技術（BRING Technology）では、化学的手法を用いて素材となるPETを分子レベルに分解した上で不純物を除去して再資源化するため、ヴァージンポリエステルと同等品質のリサイクルポリエステル原料を製造することができる。これにより、使用済みのペットボトルから新しいペットボトルを作るという循環を何度でも繰り返すことができるようになる。

JEPLANは、衣料品の領域においてもBRING Technologyを用いて、回収したポリエステル繊維製の衣料から新たにポリエステル原料を製造することで、「服から服をつくる」循環を実現しており、ゴールドウインが2009年から展開する服のリサイクルプログラム「GREEN CYCLE（グリーンサイクル）」にも参画している。

GVPおよびIGP-VPは、JEPLANが保有するケミカルリサイクル技術の優位性を高く評価し、アパレル業界におけるファッションロスゼロといった目標の達成および循環型社会の実現に向けて、パートナーシップをより一層強化するため、今回の出資に至った。

■株式会社JEPLAN＝神奈川県川崎市川崎区扇町12-2▽代表者＝髙尾正樹▽設立＝2007年1月▽事業内容＝ペットボトル・衣料品の回収およびリサイクル事業