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2024年03月29日

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アキレス、滋賀県野洲市と災害時における協定を締結――災害時に必要な資機材を供給

アキレス日景社長㊧と野洲市の栢木市長㊨(2月14日の締結式で)

アキレスは、滋賀県野洲市と「災害時における避難所等で使用する製品の供給に関する協定」を2月14日(火)に締結した。同社が同様の協定を締結するのは、今回で9件目となる。


同日、野洲市役所で行われた締結式で栢木進野洲市長は、「近年、地震や大型台風などの自然災害が頻発しており、野洲市においても集中豪雨による市内複数箇所の浸水や、最近では大雪の影響による公共交通機関の運行停止等に伴い多数の帰宅困難者が発生した事案など、毎年のように避難所開設などの災害対策を行っている状況で、災害への備えの重要性を痛感している。そのようななか、野洲市に事業所があるアキレスと避難所等で使用する製品の供給に関する協定を締結したことは、市の災害対策を進めるうえで大変心強く感じ、感謝している」と述べた。


協定は、野洲市内において災害が発生し、または発生するおそれがある場合に、避難時や避難所等で使用する資機材等を同社が供給することを定めたもの。被災時に野洲市の要請に基づき、同社製品を速やかに供給し、被災された人の救援活動や被災場所の復旧活動を支援する。


レスキューボートやエアーテントなどの防災関連製品を開発・製造しているアキレスは、自治体との災害協定についても積極的に取り組んでおり、2022年2月の栃木県足利市との締結を皮切りに、これまで栃木県栃木市、東京都足立区、北海道厚真町、北海道むかわ町、北海道浦臼町、北海道安平町、北海道石狩市の8自治体と災害協定を結んでいる。近年、全国各地で大きな災害が頻発するなかで、今後も災害の現場で活動する人や被災された人の支援を進めていく考え。


締結式でアキレスの日景一郎代表取締役社長は「当社が野洲市に滋賀第一工場を設立したのは1978年。当社をジュニアスポーツシューズブランド『瞬足』で認知いただいている人が多いと思うが、レスキューボートやエアーテント、避難所用マットレスなど、コア技術である製膜・発泡・成型技術を活用した様々な製品群を展開している。当社は高社会性企業を標榜しており、各事業部の総合力を結集して2021年10月に立ち上げた防災事業部はその象徴でもある。また製品開発だけでなく、事業所のある自治体の役に立ちたいと考え、今回の協定締結に至った。野洲市との連携を一層深め、地域防災に貢献できるよう努めていく」と述べた。


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