2階で展開されるシューズは、日常にも使えるランニング～トレッキングシューズをラインアップ

ゴールドウインは9月22日（金）、アウトドアブランド「ザ・ノース・フェイス（THE NORTH FACE）」とコンディショニングブランド「ニュートラルワークス.（NEUTRALWORKS.）」の複合店「THE NORTH FACE/NEUTRALWORKS.吉祥寺」をオープンした。吉祥寺の街で、世界や未来に想いをはせる新たな店舗を目指し、地域コミュニティの創出を目的とした各種アクティビティを行うクラブ活動やイベントの実施にも力を入れる。

これまで、2ブランドがそれぞれ独立した店舗として隣接出店するケースはあったが、1店舗内に「ザ・ノース・フェイス」と「ニュートラルワークス.」が共存する複合出店は初めてで、アウトドアと日常の境界線を拡張する「ザ・ノース・フェイス」と、24時間365日を豊かにする「ニュートラルワークス.」の2ブランドのシナジーにより、吉祥寺の街ならではの「アウトドア」と「アスレチック」を提案していく。

吉祥寺への出店の意図などについて説明するゴールドウインの森光取締役専務執行役員

オープン前日に開催された記者説明会でゴールドウインの森光取締役専務執行役員事業本部長は、「吉祥寺は、ファミリーや若者が集まり、古くから街にユースカルチャーが根付いていることが特徴。さらに井の頭恩賜公園があり、奥多摩にアクセスが良いといった自然との接点が多く、アウトドアとの親和性が高い。また、スポーツマインドをもち、環境にも関心が高い人が多いことから、長年、出店できる場所を探していた」と語った。

店舗は3階層で、1階はスポーツライフスタイル、2階はアスレチック、3階はアウトドアとキッズで構成。シーンを限定しないカジュアルで機能的な服を求める人の増加を追い風に好調のニュートラルワークス.の商品構成比率は約30％で、ファンダメンタルなウェアでザ・ノース・フェイスを補完していく。

外部仕入れ品は、ボディケアやコスメ、サプリ、食品などで全体の10％弱を占める。スポーツおよびアウトド環境の好立地であることからシューズの展開にも力を入れており、2階で壁面および島什器で合計40アイテム強を提案。ブランドは、ザ・ノース・フェイスに外部仕入れ商品のホカとオンを加え、カテゴリーはトレッキングシューズおよびランニングシューズをメインとし、日常でも使いやすいモノトーンアイテムを多く揃えている。

また、クラブ活動や各種イベントについては、「ザ・ノース・フェイス」では、これまで直営店を中心に行っていた「ウルトラランニングクラブ（URC）」を、吉祥寺の街に多いファミリー層も参加しやすい内容にアレンジした活動を、「ニュートラルワークス.」では、さまざまなニュースポーツを楽しむための遊具を扱う新コレクション「PLAYN（プレイン）」の先行発売や、公園などの身近な施設でスポーツを楽しむ「ニュートラルワークス.レクリエーションクラブ（N.R.C.）」の企画運営を予定している。

オープニングイベントとして、9月23日（土）には「フイナム ランニング クラブ」を開催、さらに10月14～15日には井の頭恩賜公園で開催される持続可能な社会の実現に向けた取り組みを積極的に導入している「吉祥寺コレクション2023～SUSTAINABLE FASHION～」（主催：武蔵野商工会議所）のブース出店を通じて、身近なスポーツやアウトドア、サステナビリティを考える機会を創出する。

また、同社が2030年に向けた長期ビジョン「PLAY EARTH 2030」で、環境におけるサステナビリティのひとつに位置付ける「脱炭素社会の実現」に向けた取り組みの一環として、UPDATERのグリーン電力“みんな電力”を導入する。みんな電力は、国内最大規模の再生可能エネルギープラットフォームで、ブロックチェーン技術を応用することで電源を指定して電力購入が可能。同社の直営店舗におけるみんな電力の導入は、「THE NORTH FACE GRAVITY HAKUBA」「THE NORTH FACE Sphere」「THE NORTH FACE STANDARD 二子玉川」に続き4店舗目となる。

■「THE NORTH FACE/NEUTRALWORKS.吉祥寺（ザ・ノース・フェイス／ニュートラルワークス. キチジョウジ）」＝東京都武蔵野市吉祥寺本町2-13-12 三松第2ビル▽営業時間＝11：00～20:00（水曜定休）▽売り場面積＝163坪