シューケア用品の輸入・販売を行うアールアンドデーは、新規事業として企業向け研修サービス「靴磨きから学ぶビジネス研修・セミナー」の提供を、8月1日から正式にスタートする。

同社は、靴磨きを通じて日本人の品格と文化がより豊かになるための取り組みを行い、また皮革製品のもつ持続可能な価値を手入れの側面から高められることを広め、消費者の社会生活向上に貢献したいと考えている。

今回の企業向け研修事業は、そうした取り組みの一環と位置付け、“靴磨き”という作業がもつ、モノを大切に使い続けるための技術や心構え、自分だけでなく周りの人たちにも与えるポジティブな効果、といった同社の想いを企画の根底に置きつつ、より幅広い業界や職種の人々の仕事や暮らしに役立つ実践的な内容になっている。

過去にも靴磨きに特化した講習などの実施実績はあったが、今回それらの内容を再構築し、①社会人としての身だしなみとマナー、②革製品全般に関する商品知識、③SDGs視点の身近な実践、の3つのカテゴリーに分類し、“靴磨き”という意義深い実技体験を通しながら、さまざまな知識と気づきを得ることができる新しい3種類の企業向け研修カリキュラムを開発した。

「身だしなみとマナー基本講座」は、人間関係を円滑にするマナーや今どきのトレンドも踏まえた身だしなみのコツについて、実技を交えながら伝授。「レザー製品の正しいトリセツ講座」は、皮革全般の取り扱い方やメンテナンスについて体系的な知識が得られる内容。そして、「足元からはじめる身近なエシカル講座」は、靴を長く愛用することがエコロジーにつながることを論理的に解説。靴を長く愛用するために、学校や職場、家庭でできることについて、具体的な実践方法を体験し身につけることができる。

すべて講座には基本カリキュラムとして「靴磨き実技」が含まれる。またすべての講座は、カリキュラムや所要時間など自由なカスタマイズが可能。費用については、人数や開催場所などの初回ヒアリング後に見積りを提示する。詳細は同社ウェブサイトを参照のこと。