ジェーラグ㊧とトミール㊨

カンペールジャパンのノーマルチームは、スペイン・マヨルカ島発のシューズブランド「CAMPER（カンペール）」が、世界的な登山家でありトレイルランナーでもあるKilian Jornet（キリアン・ジョルネ）氏と共同で立ち上げた、新しいアウトドア・スポーツウェア・ブランド「NNormal（ノーマル）」がいよいよ日本上陸し、10月26日からノーマル公式オンラインサイトオンラインストア（https://www.nnormal.com/ja_JP）と一部のスポーツストアで発売したと発表した。

スペイン・マヨルカ島でデザインされ、キリアン氏がトレーニングを積むノルウェーのフィヨルドでテストされたプロダクトは、新しいアウトドア・スポーツギアブランドとして2022年秋に欧米でローンチされた。ブランド名は、ノルウェイ（Nor-way）とマヨルカ（Mal-lorca）の2つの地名の組み合わせから生まれ、“No-Normal”＝普通でなく新たな道を切り開くという意味を込めて「NNormal（ノーマル）」と名付けられた。

キリアン氏は、「どのように製品を製造しているのか、そして会社が社会と環境のためにどのような役割を果たしたいのか、について正直でありたい。それは透明性を保ち、環境やアウトドア活動に取り組むことを意味する。つまり、透明性を確保し耐久性のある製品を作ることで、過剰消費を避ける努力をすること。環境への影響を最小限に抑えるためにはさまざまな素材を使用し、多様なデザインを模索する必要がある。それは長く困難な道のりだが、それこそが私とチームをこのプロジェクトに向かわせる原動力となっている」と述べている。

KJERAG（ジェーラグ）とTOMIR（トミール）と名付けられた2つのシューズコレクションは、可能な限り循環型のデザインにすることで流行よりも耐久性を優先し、高性能でありながら地球にも優しいアウトドアギアとなっている。ブランドのキャッチフレーズである“Your Path, No Trace（跡形のない、あなただけの道を）”は、キリアン氏とチームの活動すべてを貫いている。

ジェーラグの開発コンセプトは、バーティカルレース（山の麓から頂上まで一気に駆け上るレース）から100マイルレースまで、あらゆるレースをこの一足で対応できるシューズを作ることであり、そしてランニング中に足が常に快適で心地良いこと。ジョーラグとは、ノルウェーの西海岸にある標高1110ⅿの山の名前から取っている。サイズ22.5～28.5㎝（一部カラーは23.5㎝から）で3色展開。価格は3万5200円（税込）。なお、キリアン氏は、2022年の「UTMB Mont-Blanc」「ZEGAMA」「Hardrock 100」のトレイルレースで、Kジェーラグモデルを着用し勝利を飾っている。

トミールは、トレイルランニングの上級者向けルートや週末のレース前トレーニングなど、あらゆるアクティビティに対応するシューズ。キリアン氏は「どんな地形でも、どんな場面でも、すべてのアウトドア・アクティビティに自信とサポートを与えたいと考えている。私たちのゴールは、どんなレベルの人でも履くことができるシューズを作ることだった」と語っている。トミールとは、マヨルカ島のトラムンタナ山脈にある山の名前。サイズは22.5～28.5㎝で3色展開。価格は2万7500円（税込）。

また、トミール・ウォータープルーフは、最高のパフォーマンスと地球に優しい選択を両立させるという取り組みから採用されたサステナブルで非常に薄い防水メンブレンは、40Kの耐水圧と高い透湿性を持ち、あらゆる天候の中でも足をドライに保つ。そしてヴィブラムのメガグリップのアウトソールが、滑りやすい濡れた岩場や不安定な砂利道など、あらゆる路面コンディションに対応する。ハイカットとローカットがあり、ともに22.5～28.5㎝で各2色展開。価格はハイカットが3万800円（税込）、ローカットが2万9700円（税込）。

シューズのほか、レースベスト（税込2万5300円）、ウォーターボトル（税込4400円）、レースキャップ（税込8800円）、ランニングソックス（税込4950円と税込5500円）などの高機能なアクセサリーも用意されている。

また、NNormalは、2つのイニシアティブ、1％ for the Planet（1％ フォー ザ プラネット）と B コープ・プログラムに参加している。