ミズノ、20年3月期は暖冬でのウェア不振、新型コロナウイルスによる店頭販売減響き減収減益に
ミズノの20年3月期連結業績は、日本はワークビジネスが好調を維持、スポーツ施設サービス事業が引き続き堅調に推移したが、競技スポーツ市場の縮小に加え暖冬による秋冬物ウェアの販売不振、新型コロナウイルス感染拡大による店頭販売減で1ケタ減収。加えてアジア・オセアニアが中国のリテイル事業の縮小や韓国での日本製品の不買運動により2ケタ減収となったことが響いて売上高は前期比4.7%減だった。ただし米州はゴルフ用品やランニングシューズが好調で同8.0%増、欧州はゴルフクラブ、ランニングシューズ、インドアシューズの好調で同0.5%増だった。経費は削減したが、売上高の減少による売上高総利益の減少を補えず営業・経常利益は2ケタ減だった。
プロダクト別売上高は、フットウェアが前期比5.9%減の497億円、アパレルが同9.7%減の486億円、イクイップメントが同1.0%減の391億円で、サービス・その他は同1.3%増の324億円だった。各エリア別のフットウェアの売上げは、日本238億円(同6.7%減)、米州72億円(同5.9%増)、欧州106億円(前年並)、アジア・オセアニア81億円(同18.2%減)。
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