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2024年03月29日

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ジーフット、20年2月期は紳士・婦人靴の大幅減で減収減益

ジーフットの20年2月期業績は減収減益となった。売上高は35%ほどを占めるスポーツ靴の販売は堅調だったものの、婦人靴や紳士靴の大幅減をカバーするには至らず減収。利益面では持ち越し商品の評価替えのほか、廃番ブランド、類似重複品の売り切りによる売上総利益率の低下、特別損失・繰延税金資産取り崩し等も計上した結果、営業・経常・純利益とも赤字となった。


純損失額の内訳は、プラス要因として販売管理費の削減が18億1700万円、マイナス要因として、売上げの低下が19億8200万円、売上総利益率の低下が21億8700万円、特損・繰延税金資産取り崩し等が24億5300万円となり、トータルで44億5300万円の損失となった。


経営面では商品、売場、人の3つの改革に取り組んだ。商品では、スポーツ・カジュアルを基軸とした品揃えを充実させ、商品在庫の適正化により在庫効率の向上と原価率の改善を推進。その結果、スポーツ靴の売上高は堅実に推移し、商品在庫も前期末比約27億円の削減を果たした。


売場では、店舗内で足のサイズを計測し、顧客の足型に合った商品を素早く提案できる足型計測器を設置しているほか、社内資格のフィッティングアドバイザー取得を奨励。デジタル面では、アプリやショップブログによる集客力向上をはかり、ECサイトとリアル店舗の連携も推し進めた。


人ではダイバーシティ経営を重点施策として、女性管理職の増加、高齢者・障がい者の活用など働き方改革を進め、現場力の強化や生産性の向上に取り組んだ。


店舗展開は15店舗を出店する一方、不採算店や中国の連結子会社の事業縮小に伴う60店舗の退店で、前年度末の店舗数は889店舗(国内884、中国5)となった。


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