
500歩サッカーの様子。背中に付けたLEDポーチに残りの歩数が表示される
ミズノは、スポーツ経験がなくても誰もが同じレベルで楽しめるスポーツ「500 歩サッカー」のプログラムの販売を、7月25日から本格的に始めた。
「500歩サッカー」は、一般社団法人世界ゆるスポーツ協会(澤田智洋代表理事)と共同開発した、歩数を制限して行う新感覚のサッカー。開発段階として2019年頃から、商業施設やイベントなどでプログラムのトライアルを実施してきたが、プログラム内容・デバイスが完成したため、商業施設や企業、自治体向けに本格的に販売を開始することになった。
500歩という制限がプレーヤー全員にあることで、サッカーの技量や性別・年齢などの差がなくなり、誰もが一緒に楽しめるスポーツになっている。また、多くの人が初めてチャレンジするスポーツのため、戦略をチームで立てる必要があり、自然とコミュニケーションが生まれる点も魅力。今後、同社は世界ゆるスポーツ協会と共同で「500歩サッカー」のデバイスを使用した歩数制限のあるスポーツ「歩(ぽ)スポーツ」をシリーズ化し、拡大していく。
「500歩サッカー」は、ミズノが開発した専用アプリが搭載されたスマートフォンとアプリが連動して、光るLEDポーチを腰の背中側につけプレーする新感覚のスポーツ。スマートフォンで歩数がカウントされ、1人500歩の持ち歩数がゼロ歩になったら即退場となる。走るといった早い動きをすると、振動がスマートフォンに伝わり、その分歩数が早く減ってしまうため、体力や技術以上にチームでの戦略がカギとなる。
残り歩数は自分からは見えない位置に表示され、チーム内で歩数を教えることが必要になるため、自然とコミュニケーションも生まれる。さらに、持ち歩数とLED の発光色・演出が連動する仕掛けにより、参加者だけでなく観客も楽しめるようになっている。
また、「500歩サッカー」で使用するボールは、当たっても痛くないクッションボールのため、性別・年齢関係なく一緒にプレーをすることができる。企業やスポーツチーム、部活などでもアイスブレイクやチームビルディングとして活用できる。今後、歩数制限のあるスポーツ「歩スポーツ」をシリーズ化していくにあたり、「歩スポーツ」のアイデアを一般から募集し、ゆるスポーツ協会と共同で実現に向けて今後、開発していく。そして、「歩スポーツ」を通じて、より多くの人にスポーツを楽しんでもらえる機会を創出し、人々がよりアクティブに暮らす活気ある世界の実現を目指していく。