モノツク工業、伊予柑の搾汁残渣を新素材「いよかん人工皮革」にアップサイクル――老舗サンダルメーカー・ヤマトと共同で商品化したルームサボを4月16日からMakuakeで注文受付

環境配慮型素材の研究開発・企画、地域資源を活用した製品プロデュースをしているモノツク工業(愛媛県松山市、海木寛之代表)は、愛媛県産伊予柑の搾汁残渣をアップサイクルした新素材「いよかん人工皮革」を開発した。
同素材は、独自の積層構造(特許出願中)により、伊予柑特有の質感と日常使いに耐えうる強度を両立させたサステナブルな人工皮革。実用性を証明する第一弾プロダクトとして、地元の老舗サンダルメーカーであるヤマト(愛媛県松山市、所谷保代表)と共同開発した室内履き「いよかんルームサボ」を4月16日からMakuakeで注文を受け付けている。モノツク工業は同素材の提供を通じて、地域資源の有効活用と環境負荷低減を両立する循環型モノづくりの普及を目指す。
日本有数の柑橘生産地である愛媛県。日本中で親しまれる愛媛県産の伊予柑だが、ジュース工場などで搾汁された後に残る果皮は、地域の関係者の手によって家畜の飼料などとして大切に活用されてきた。同社はこの地域に根付いた資源の循環をさらに一歩進め、より付加価値の高い「サステナブルな素材」としての新しい可能性を見出した。
表面に凹凸による立体感をつけ、凸部と凹部で異なる色になるように設計。さらにはコーティングにより柑橘特有の光沢を再現することで、一般的な人工皮革にはないリアルな外観を再現した。環境への配慮とともに素材としての意匠性も追求している。
水分・油分が多い伊予柑は成型時に外観不良が起きやすい課題があったが、積層構造を工夫することにより解決。また、水や化学物質の使用量、CO₂排出量を抑えた、地球に優しい生産体制を整えている。
同素材の実用性とサステナブルな思想を形にした実証プロダクトとして、1963年創業のヤマトと共同で室内履き「いよかんルームサボ」を商品化。アッパーにいよかん人工皮革を採用し、ライニング、インソール表面には柔らかく丈夫な人口スエードを採用。踵部分には高反発クッションを配し、底面に樹脂製の「高耐久ベースプレート」を内蔵した。歩くたびにしなやかに曲がっても決して折れることなく、体重をしっかりと支え続ける。アッパーの表面にはコーティングを施しているため、傷つきにくく、日常的に起こる軽い汚れであればあれば拭き取るだけで、きれいにすることができる。
サイズはS(23~24㎝)、M(24~25㎝)、L(26~27㎝)、LL(27~28㎝)、カラーは、いよかんオレンジ、しろわたクリームの2色。Makuakeでのプロジェクトは6月29日(月)22:00まで。定価は1万5000円(税込・送料無料)、同プロジェクトではリターンとして最大15%OFFの1万2750円で購入することができる。
モノツク工業は、愛媛発のサステナブル素材を活用した取り組みを強化するため、パートナー企業や関係者の募集を進めている。同社は、柑橘由来の未利用資源を活用した「いよかん人工皮革」を軸に、循環型社会の実現に向けた事業を展開。今回の募集では、この素材を取り扱う代理店や小売店に加え、素材の開発や機能強化をともに進める企業・技術者を広く募る。
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