三栄コーポレーションの100％子会社であるベネクシーは、2023年1月以降、ビルケンシュトック専門店舗運営から、自社レーベル事業「Quorinest（クオリネスト）」および「BENEXY（ベネクシー）」の拡大へと事業転換を進めている。

同社では、これまでの8店舗に加え、8月以降に12店舗を「Quorinest」店舗として新装オープンする。なお、新店舗全店においても、ビルケンシュトック製品の取扱いは継続する。

8月上旬にオープンを予定する「Quorinest」店舗は、ルミネ大宮、ルミネ池袋、ニュウマン横浜、天神地下街の4店舗、8月下旬には京都藤井大丸も加わる。さらに9月上旬には吉祥寺、ルミネ新宿、ルミネ立川、ミント神戸、沖縄パルコシティ、三井アウトレットパーク横浜ベイサイド、三井アウトレットパーク仙台港の7店舗をオープンする。

自社レーベル事業店舗「Quorinest」は、“これまで経験・体験したことのない新たな快適”をテーマに、2016年秋に誕生した。Quality（上質）を備え、Originality（独自性）をもった、製品・サービスのNest（集合場）という意味が込められている。

フットウェア製品に加えて、創業180年以上の歴史を誇るフランス、バスク地方で唯一現存する老舗ベレーブランド「LAULHÈRE（ロレール）」や、エシカルなバッグ・革 小物の「O My Bag（オーマイバッグ）」を始めとする、長く愛用できる本質において秀逸な服飾雑貨を国内外から厳選して取り扱っている。

また「BENEXY」は、20年以上にわたりフットウェア小売と修理事業を通じて、“足”に寄り添ってきた同社が、その経験と技術の集大成として2023年2月に新設した、フットウェア商材に特化した店舗。「ビルケンシュトック」製品に加え、トルコ発のエコフレンドリーなロープサンダルブランド「BOHONOMAD（ボホノマド）」や、ソールにリサイクルタイヤを採用したパリ発のレザースニーカーブランド「O.T.A（オーティーエー）」、履きながら足をケアする新潟発のソックスブランド「CARE:SOKU（ケアソク）」など、機能性・生産背景において良質なフットウェア商材のみを厳選している。

店内では、顧客が安心して選べるためのフィッティングサポートや、長く使用するためのアドバイス・サービスを提供する「シューケアコーナー」も新設。さらに、2023年夏からは、日本初上陸となるドイツ発のエシカルなフットウェアブランド「ekn（エクン）」の取り扱いも開始している。

ベネクシーは、2002年5月、前身となるビルケンシュトックジャパンとして設立され、2016年4月にベネクシーに社名変更した。現在、日本国内でビルケンシュトックショップ事業、自社レーベルであるクオリネスト事業およびベネクシー事業を展開している。