アシックスは、投資子会社のアシックス・ベンチャーズとインド法人のASICS India Private Limited（アシックス インディア＝AIN）が運営するピッチイベント「ASICS Innovation Pitch in India（アシックス イノベーション ピッチ イン インディア）」を、3月26日（火）にインドのグルグラムで開催した。

今回のピッチイベントは、「インド国内のランナーとのタッチポイント拡大」「インド国内のランナーをより幸福にするランニング体験」「VISION2030に基づいたより良い製品」の3つのテーマで、2023年10月から募集を開始した。アシックスは、インドを重点的に取り組む地域にあげており、インドにおけるブランド力の向上や革新的な製品などの提供を通じた、インドでのビジネス開発の加速と未来の事業創造のアイデアを募った。

書類選考で、AINとの魅力的な協業アイデアを提案した6社のスタートアップ企業を選定し、6社は最終審査会にあたるピッチイベントでのプレゼンテーションに臨んだ。アシックス、AIN、アシックス・ベンチャーズから計7人が審査員を務め、アイデアのユニークさ、アシックスとのシナジー、実現可能性などを総合的に評価し、1位から3位のスタートアップ企業を選定した。アシックスの店舗・ECサイトでのライブビデオコマースを提案したSaleAssist Innov8 Private Limited（セールアシストイノベイト、本社：インド デリー、Director：Deep Malik）が1位に選ばれ、今後、AINとの協業を開始し、早期の社会実装を目指す。

アシックス・ベンチャーズの母里明陽代表取締役社長は、「今回、世界で最も急速に成長している国の1つであるインドで本プログラムを開催でき、革新的な技術やサービス、人材をもつSaleAssist Innov8と協業を開始できることを大変嬉しく思う。今後もアシックス・ベンチャーズは、アシックスグループが中期経営計画2026で掲げる“グローバル×デジタル”の方針のもと、世界中の有望なスタートアップ企業を発掘し新たな事業開発を行うことで、一層の持続的成長をはかる」とコメントしている。