UCCグループでコーヒー関連事業を展開するUCC上島珈琲株式会社（兵庫県神戸市、朝田文彦社長）は、神戸のビーチサンダル製造大手、TSUKUMO社の抽出後のコーヒーを活用したアップサイクルビーチサンダル開発に協力した。現在、TSUKUMO社公式オンラインサイト（https://www.sandal99.com/）で数量限定で販売している。

UCCグループは、1人でも多くの人においしいコーヒーを届けたいという創業精神のもと、コーヒーの栽培から原料調達、研究開発、製造加工、流通、販売に至るまで、コーヒーに関わるバリューチェーン全体をグローバルに事業展開している。2022年4月には、「UCCサステナビリティ指針」を制定し、「コーヒーの力で、世界にポジティブな変化を」というビジョンのもと、指針に基づき、サステナブルな社会の実現に貢献するため、様々な活動に取り組んでいる。

このアップサイクルビーチサンダルは、上島珈琲店から排出された抽出後のコーヒーを活用。開発当初、抽出後のコーヒー粉は、なかなかゴムになじまず、十分な強度が得られないなどの課題があったが、試行錯誤の末、食べるスタイルのコーヒーYOINEDにも取り入れた凍結粉砕技術を応用し、比較的高い配合率ながらも充分な強度をもつビーチサンダル素材が完成した。

この製品は、ファッションタウン神戸に相応しく、シンプルながらデザイン性に優れ、さらにコーヒーならではの風合いも感じられる。400足限定販売で、価格は3190円（税込）。

UCCは、パーパス「より良い世界のために、コーヒーの力を解き放つ」のもと、これからも飲み物としての価値にとどまらず、コーヒーの新たな可能性にチャレンジし続けていく、としている。