アルバルク東京、選手やファンの不要になったシューズをバスケコートの一部にする‟OUR SHOES,OUR COURT プロジェクト supported by adidas“を始動

RE:MixCourtは回収した不要なシューズを工場で粉砕、廃タイヤチップに質量比最大4%混ぜ合わせコート素材として使用する
トヨタアルバルク東京(東京都文京区、林邦彦代表取締役社長、以下アルバルク東京)は、2025年秋開業予定の新アリーナ、TOYOTA ARENA TOKYOの屋外に設置する「adidas SPORTS PARK」の施工にあたり、不要になったシューズを回収し、バスケットボールコート素材の一部として再利用する‟OUR SHOES, OUR COURTプロジェクトsupported by adidas“を、3月1日から始動する。
なお、adidas SPORTS PARKは、アディダス ジャパンがエリアネーミングライツ(命名権)を取得しており、このプロジェクトにも協力する。また、バスケットボールコートの製作には、TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPAN(東京都文京区、齊藤昌典代表取締役社長)のRE:MixCourt(リミックスコート)が国内で初めて導入される。
回収するのは、バスケットシューズやスニーカーで、履きつぶしやサイズアウト等により不要になったもの。土などの付着物や汚れの多いシューズ、革靴、サンダル、ブーツ、スパイクやスタッド付きシューズ、鉄などの硬い素材を含むシューズは回収できない。想定回収数は1000足を見込む。
回収方法は、①アルバルク東京ホームゲームでの回収、②選手、チームスタッフからの回収を予定し、①については3月1日(土)京都ハンナリーズ戦(武蔵野の森総合スポーツプラザ)、3月29日(土)ファイティングイーグルス名古屋戦(有明コロシアム)、4月26日(土)川崎ブレイブサンダース戦(国立代々木競技場 第一体育館)を予定し、不要になったシューズを持参し、会場内の回収ボックスに投函する。スケジュールは、2025年3月~4月にシューズを回収、7月から施工開始、9月にadidas SPORTS PARK完成予定。
プロジェクト実施の背景について同社は、「近年アリーナなどのスポーツ施設は、利用者の環境問題に対する意識の高まりや運用時のエネルギー消費などの観点から、収益性だけでなく環境配慮や社会問題への取り組みが求められている。そのため、運営に伴う環境負荷の軽減や地域社会との関わりは重要なテーマであり、新アリーナのTOYOTA ARENA TOKYOでは、‟サステナビリティ“を重点テーマの1つとして掲げ、会場内で発生する廃棄物の全量リサイクルや日本のアリーナ初のLEED認証プログラムの取得を目指した申請などに取り組んでおり、今回のプロジェクトもその一環となる」と説明する。
adidas SPORTS PARKは、TOYOTA ARENA TOKYOの屋外4階部に設置するバスケットコートで、イベント使用がない日には誰でも利用できるよう計画している。メインのコート面には、東京のバスケットボールコートのシンボルになることを目指し、アディダス、アルバルク東京、特別なデザイナーの3者が協業したスペシャルデザインが施される予定。