㊧ニューバランスジャパン久保田伸一社長、㊥赤﨑暁選手、㊨渋谷区の長谷部健区長

ニューバランスジャパンは3月15日（土）、代々木公園C地区に国内初のランニングコンセプトストア「ニューバランス Run Hub 代々木公園」をオープンした。ランニングを通じてブランドと顧客、地域社会をつなぐ‟ハブ”として、さまざまなランナーがコミュニケーションできる新たなオフィシャルストアとなる。

ショップの特徴は、①ランニングにフォーカスした商品構成＝4月開催のロンドンマラソンなど、国内外のマラソン大会限定アイテムも揃える。②専門的な店舗スタッフが常駐＝ニューバランスの社内資格を取得した「ランニングスペシャリスト」が在籍し、目的やレベル、足に合ったランニングシューズの提案はもちろん、正しい靴の履き方や走り方もアドバイス。ストア主催のランニングイベントでは、コーチとして一緒にランニングに参加する。

③店内にランナーズカフェ「Run Hub Café powered by mode」を併設＝同店のコミュニティパートナーでもあるランニングコミュニティ「ikism」監修のもと、スムージースタンドを展開する「mode」がカフェをプロデュース。④定期イベントなどの開催＝ランニングレベル別の練習会など、さまざまなイベントを開催する、こと。

3月17日（月）に開催したメディア向け発表会で、ニューバランスジャパンの久保田伸一代表取締役社長は以下のように語った。

「ランニングはニューバランスの根幹カテゴリーであり、さらなる成長を目指すために今回のRun Hub 代々木公園の開設に至った。ストアとしてだけではなくコミュニティもつくっていくという店舗は、世界でもニューヨーク、上海に続く3店舗目。現在、ビジネスを進めていく上では、モノを売るだけでなく、場所や人といった文化的なつながりを提供することが大事になってきている。ニューバランスで言うと、TOKYO DESIGN STUDIOで、まさに場所とカルチャーを提供してライフスタイルに深く根を下ろすという成功事例がある。同様に、ここはランニングコミュニティ、そしてランニング文化を通してユーザーの生活を豊かにしていく。そして、しっかりとブランドをつくりながら成長していく場にしたい」

「ニューバランスのランニングカテゴリーは、‟RUN YOUR WAY”というタグラインを打ち出している。これは、トップアストリートだけでなく、ランニングをレベルにかかわらずにそれぞれの形で楽しんで欲しいということを表現している。それを具現化するひとつの場所として、ここを利用してほしいと願っている。カフェを併設しているので、待ち合わせに利用していただいてもいい。まさに、通常のショップとは異なり、育てていく店舗だと思っている」

続いて渋谷区の長谷部健区長が挨拶に立ち、「ニューバランスジャパンさんとはシブヤ・ソーシャル・アクション・パートナー協定を結んで渋谷区の街づくりにも協力いただき、また、渋谷・表参道WOMEN’S RUNのメインスポンサーにもなっていただいている。渋谷区では現在、区を15平方キロメートルの運動場とみなして、都心でスポーツをしてもらう政策を進めている。大きな施設の建設は難しいが、都心でランニングをするのは健康増進を含めて素敵なこと。私自身もランナーとして代々木公園を走っており、ランニングを生活の一部に取り入れている。今回のRun Hub 代々木公園の誕生は、個人的にも嬉しいこと」と述べた。

また、トークセッションには、Team NBアスリートの赤﨑暁選手（九電工所属）、ikismの小林修人代表と加藤芳宏氏、ニューバランスRun Hub 代々木公園の高山未香店長が登場。赤崎選手は、「ニューバランスのランニングシューズでは、足と走りにフィットして反発ももらえる、パリ五輪や東京マラソン2025で履いたエリートv4（FuelCell SuperComp Elite v4）がお気に入り。今後は、マラソンで日本記録を出してニューバランスの靴を広めたい」と語った。また、Run Hub 代々木公園については、「本当にランニングに特化した施設なのかと思うくらいおしゃれなので、いろんな人が楽しめると思う」と感想を述べた。

■「ニューバランス Run Hub 代々木公園」＝東京都渋谷区神南1-1-1 2階▽営業時間11：00～19：00