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2021年07月31日

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イノアックコーポレーション、得意の発泡技術で多彩なシューズ用資材を展開

アッパーからソールまで幅広い用途で採用されている

イノアックコーポレーションは、1954年に日本で最初にウレタンフォームの生産を開始して以来、ウレタン・ゴム・樹脂をベースにした新製品開発を積極的に推進。自動車部品をはじめ様々な産業に素材を提供しており、シューズ用資材でも得意の発泡技術を生かした豊富な素材をラインアップしている。


主なシューズ用素材は、発売以来35年の実績を持つマイクロセルポリマーシート(ウレタンフォーム)の「PORON(ポロン)」や、耐候性と耐薬品性に優れたポリオレフィン系樹脂フォームの「P・E-ライト」、通気性や透湿防水性を備えるポリオレフィン発泡シートの「FOLEC(フォレック)」、軽量・高反発弾性が特徴の特殊エラストマーの発泡素材「TURBOFLEXⅡ(ターボフレックスⅡ)」などで、インソール用途を中心にアッパーやミッドソールなどに幅広く採用されている。


シューズ関連素材の19年度(12月期)業績は、「比較的順調だった」(イノアック)という18年度に比べ10%ほど減収。「TURBOFLEXⅡ」の大口需要先がなくなった影響で落ち込んだものの、その他の素材は底堅く推移し業績を下支えした。特にインソール素材の「PORON」は、ビジネススタイルのカジュアル化によりビジネスシューズの需要が伸び悩むなか、長年培ってきた抜群の知名度を背景に堅調に推移。サッカーや野球、ゴルフなどスポーツシューズ向けインソールとしての引き合いが増加し、紳士靴向けのマイナスをカバーした。


また、「TURBOFLEXⅡ」もミッドソールやインソール素材としての販売自体は順調に推移しており、軽量かつ高反発弾性という特性が評価され、「野球やバレーボール、ゴルフ、ランニング用などのスポーツシューズのほか、紳士革靴用やウォーキングシューズ用でも採用が進んでいる」(同)という。


イノアックでは今年度もこれらの4つの素材を軸に展開を加速させていく。


「PORON」と「TURBOFLEXⅡ」は海外市場の開拓にも注力する。「PORON」では、これまで継続してきた東南アジア市場での展開を本格化させるほか、「TURBOFLEXⅡ」では現在、海外メーカーから引き合いがあり、それらの採用を目指す。

高反発から低反発まで自由に反発性を調整できる新素材。自由度の高い3D形状への対応も可能

3次元成形により複雑な形状出しが可能な「P・E-ライト」では、軽さと値ごろ感を前面に押し出しインソール素材として提案。また、通気性と透湿防水性がアッパー素材として好評の「FOLEC」では、「配合技術により、通気性と透湿性をコントロールできる」(同)ことを生かし、よりシューズに特化した素材として、すでに実績のあるウォーキングシューズ以外にも採用の幅を拡げていく。


さらにイノアックでは、「TURBOFLEXⅡ」に続く新素材の開発を進めている。新素材は軽量・高反発という「TURBOFLEXⅡ」の性能の幅をさらに広げたもので、ウレタンを金型に注入する工法を用いる事で形状の自由度が高い3D形状への対応が可能となる。また、「TURBOFLEXⅡ」と同レベルの高反発弾性(反発弾性70%)から低反発弾性(同1ケタ%)まで、反発弾性を自由にコントロールして付与することが可能で、“歪み”も非常に良くヘタリにくい性能を備えている。


今後はこの開発素材を「3D形状を生かしたミッドソールやインソール部材として展開していきたい」(同)考えだ。


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