PVC Award実行委員会は、“生活を豊かにするPVC製品”をテーマに、PVC（塩ビ素材）の特徴を活かした魅力ある製品を公募し表彰するコンテスト「PVC Award 2023」（主催：塩ビ工業・環境協会、日本ビニル工業会、日本ビニール商業連合会、日本プラスチック製品加工組合連合会）を開催するにあたり、7月1日（土）から作品の募集を開始した。応募期間は9月30日（土）まで。

PVCは、省資源で加工性、印刷性、耐久性、難燃性、耐腐食性、リサイクル性などに優れたプラスチック素材。このPVCの特徴を活かし、機能を付与することで生活の利便性向上やリサイクル、医療・福祉、安全、防災など社会に貢献している製品を募集するもの。

応募作品の中から選考で、大賞（副賞100万円）、優秀賞（同10万円）、特別賞（同5万円）、入賞（同2万円）を決定する。 また、入選作品を中心とした応募作品の展示会を東京（2024年3月）と名古屋（2024年4月）で開催する。審査結果は、12月20日（水）に公表する予定で、その後、表彰式を2024年2月6日（火）に開催する（予定）。

応募作品は、販売開始から5年以内のPVC製品（2018年7月1日以降に上市された製品）、あるいは、2024年12月までに商品化を予定しているPVC製品が対象。

軟質塩ビから硬質塩ビ、複合品を含むすべてのPVC製品で、製品の機能などの鍵をにぎる素材がPVCであれば、金属、繊維、他プラスチックとの複合品も対象となる。

“生活を豊かにするPVC製品”との整合性をテーマに、市場性（市場の規模・売上・伸び等実績、潜在市場獲得力があるか）、機能性（PVC素材の特徴が活かされ、機能性を有する製品であるか）、独創性（新規性や創造的な発想・表現がデザインされているか）、環境・社会貢献度（リサイクル、健康、医療・福祉、防災、省エネなどへの貢献）が審査基準となる。

PVC Award公式ホームページ（http://www.pvc-award.com）からダウンロードした応募用紙に、付属資料として必ず作品の写真を添付のうえ、電子ファイルで、PVC Award事務局（info@vec.gr.jp）に送信する。一方、応募作品は、応募用紙のコピーを同封のうえ、PVC Award公式ホームページ（http://www.pvc-award.com）記載の作品送付先に送る。※応募用紙と応募作品の送付先は別々の場所になるので注意すること。

前回開催（PVC Award 2021）の応募総数は95点で、その中から準大賞2点（副賞50万円）、優秀賞3点、特別賞4点、入賞5点を決定した（大賞は該当なし）。その後、入賞作品を中心にGOOD DESIGN Marunouchi（東京・丸の内）で展示会を行い、約1500人が来場した。さらに、12月に開催されたエコプロ2022（会場：東京ビッグサイト）で、同協会のブースに展示。ブース来場者約5000人に披露された。

シューズ関連では、優秀賞に丸五の「ランランRAIN」が選ばれた。この作品は、伸縮素材で足にピッタリフィット。塩ビの発泡技術が活かされた軽量で汚れが落としやすく、お手入れ簡単な防水スニーカーで、2021年6月に発売された。審査では、デザイン性も高く評価された。

「PVC Award 2023」に関する問合せは、PVC Award 事務局（塩ビ工業・環境協会内）、TEL＝03-3297-5601、Mail＝info@vec.gr.jpまで。