連載【いちがいもんの独り言 67】 備後・福山のシンボルを紹介します――「福山城」

ライトアップされた福山城
福山には、広島化成、福山ゴム工業、そして備後圏にはニチマン、スピングルカンパニーがあります。そんな備後・福山のシンボルは、福山城と薔薇と鞆の浦。そのなかから今回は、福山城にスポットを当ててみます。
福山城は簡単に説明すると、徳川家康が西方の外様大名を押さえるために、いとこの水野勝成を城主にして作らせた西の要の城です。そのため、10万石には似つかわしくない100万石クラスの城で、遠くからでも威風堂々と見えるように天守閣が大きく設計されています。
他の城にない特徴として、城の北面が総鉄板貼りになっています。理由は地形上、北側は砲撃が届く距離にあるので鉄板で防御力を上げるためです。
オリジナルの福山城は、残念なことに福山空襲で屋根に引っ掛かった一発の焼夷弾のため消失しました。姫路城は、屋根を破って内に落ちた焼夷弾が不発だったため助かりました。なんというか…、好運と悲運は紙一重ですね。丸の内とともに残ってれば、姫路城と並ぶ日本を代表する城郭でした…。

総鉄板貼りになっている城の北面
しかし1960年代、福山市民の熱い募金活動で福山城は再建されました。そして一昨年、築城400年を迎え、城は大幅にリニューアルされ、よりオリジナルに近づきました。
さらに、世界的照明デザイナーの石井幹子さんの監修で素晴らしいライトアップが施されました。陽が落ちると、お城はもとより、石垣や狭間まで幻想的な姿が現れます。
何より福山城は、新幹線福山駅北口を出たら目の前、天守まで歩いて3分ほど。山陽新幹線を使われる方は、ぜひ途中下車してみられることをお勧めします。インバウンドか世界薔薇会議のおかげか、西洋の観光客も増えています。
実は、福山城は私のお気に入りのウォーキングコースで、桜・ツツジ・新緑・紅葉…、ロケーションも良く本当に気持ちいいですよ!
【松下誠氏のプロフィール】
シューズコンフォートアドバイザー。広島県福山市でシューズの販売を通して足と靴に関するアドバイスを行っている「シューズラボCue(キュー)」を経営。なお、“いちがいもん”とは広島の方言で「頑固者」を指す。
カテゴリー別記事
企業
業界
商品
マーケット
サステナビリティ
インタビュー
PAGE TOP