2023年6月14日 企業 旭化成、素材技術・加工技術の新たな可能性を引き出す共創コミュニティ「AKXY Lab(アクシーラボ)」をオープン 旭化成は、素材技術と加工技術の新たな可能性を引き出す共創コミュニティ「AKXY Lab(アクシーラボ)」を5月25日(木)にオープンした。ものづくりに携わるさまざまな企業や個人の参加を募り、それぞれの素材技術や加工技術を活かしたものづくりとプロトタイピングを通じて、新たな価値創造を目指す。 同社は2017年から、“Asahi Kasei × You”という想いを込めたコンセプトカー「AKXY(アクシー)」シリーズを制作し、同社グループの自動車関連部材を活用した未来のクルマの姿を提案してきた。また、2020年にはコロナ禍での外出制限で影響を受けたアプリケーションとして「靴」に着目。約3年間サプライチェーンにおけるさまざまな関係者と協業し、同社素材を活用したコンセプトシューズの制作に取り組んできた。この活動は、素材が持つ可能性や加工技術の重要性を再認識する契機となった。 今回、適用するアプリケーションの拡大ならびに共創活動のさらなる加速のため、幅広く企業や個人の参加を募る開かれたコミュニティとして、「AKXY Lab」をオープンした。 急激な社会変化に対応すべく、製造業では開発速度の加速が求められている。同社の保有する素材と技術の新たな可能性を引き出し、イノベーションを生み出すためには、共創活動を通して同社以外の素材や技術も取り入れることも重要。また、サーキュラーエコノミーの実現に向けては、素材の製造工程における環境負荷低減に留まらず、流通過程や使用時、廃棄方法を含め、サプライチェーン全体を俯瞰して考える必要がある。 「AKXY Lab」(https://akxylab.com)は、組織の枠や既存の常識にとらわれることなく、樹脂、金属、土、繊維、木材、紙などのさまざまな素材の開発や加工に携わる人びとが集まり、自由な発想でものづくりのアイデアを生み出すためのコミュニティ。異なる知識・経験・技術・視点を持った参加者とともに、まだ活かされていない素材、まだ考えられていない用途、まだ解決されていない社会課題と向き合いながら、コミュニティで設定した開発テーマに基づくプロトタイプ制作を通じて、新しいものづくりに挑戦する。 同社グループは、社内外における連携(Connect)や「Care for People, Care for Earth」をキーワードに、多角的な事業と多様な人財の結束を促進し、新事業創出やさらなるグローバル展開およびサステナブルなソリューションの開発を推進しており、今後も顧客満足と新たな価値の創造を通じて、世界の人びとの“いのち”と“くらし”に貢献していく。
アシックス2024年12月期第1四半期、全カテゴリー好調で売上高は過去最高を記録――粗利益率はブランド力の向上で前年同期から4.3ポイント増の54.5%と大幅に改善 New! 2024年5月17日 決算