左からリージョナルクリエーション長崎の岩下英樹社長、ニューバランスジャパンの久保田伸一社長、長崎ヴェルカの伊藤拓摩社長兼GM、長崎ヴェルカ髙比良寛治選手（合同記者発表会で）

ニューバランスジャパンとリージョナルクリエーション長崎、プロバスケットボールクラブの長崎ヴェルカは、8月23日（金）に合同記者発表会を開催し、3社によるスポーツを通じた地域活性化について発表した。

リージョナルクリエーション長崎の岩下英樹代表取締役社長は、10月14日（月）にグランドオープンする長崎スタジアムシティの開発概要や展望について次のように説明した。「長崎スタジアムシティは、日本一ピッチに近いサッカースタジアム、日本初のサッカースタジアムビューホテルのほか、商業施設などを備える。ニューバランスジャパンさんとは、スポーツに限らずファッションやカルチャーの面でもシナジーがあると思っている。長崎という街が誇りあふれる場所となることを目指す」と語った。

続いて、ニューバランスジャパンの久保田伸一社長が登壇し、ニューバランスの長崎スタジアムシティへ新規出店や長崎ヴェルカのオフィシャルサプライヤーとなることについて発表した。

久保田社長は「ニューバランスは1906年の創業以来、スポーツとクラフトマンシップを通じて、世界中のコミュニティにポジティブな変化をもたらすこと、サポートしていくことを目指している。今回、ニューバランスは長崎スタジアムシティにオフィシャルストアを出店するとともに、Bリーグの長崎ヴェルカのオフィシャルサプライヤーとなる。スポーツが日常と密接につながるこの長崎スタジアムシティで、“コミュニケーション”をコンセプトとした店舗を設け、クラブをサポートすることで、ともにバスケットボールシーンを盛り上げていく。そして店舗とプロスポーツが連携して地域密着型のイベントを行っていくことで、ニューバランスとして“スポーツを通した地域活性化”のひとつの形を作っていくことを目指す」と語った。

長崎ヴェルカの伊藤拓摩代表取締役社長兼GMは、「長崎のバスケチームから国内を代表するスポーツエンターテイメント集団になるために、地域、パートナー企業、ファンと共創していく。クラブでは離島の子どもたちを試合に招待したり、ユースの育成、若手コーチを育成するといった活動を行っており、今後ニューバランスジャパンさんとともに次世代を担う子どもたちの可能性を育んでいきたい」と語った。

最後に、長崎ヴェルカの髙比良寛治選手は、「長崎スタジアムシティが開業する今シーズン、ユニフォームサプライヤーのニューバランスとともに戦えることを大変嬉しく思う。未来を担う子どもたちに何かできないかを考え、児童養護施設の子どもたちを試合に招待してバスケを知ってもらい、バスケが出来ない施設にはバスケットリングを提供してバスケに触れてもらう機会を作っている。今後ニューバランスとともに、子どもたちの可能性を広げる活動をさらに行っていきたい」と語った。

ニューバランス長崎スタジアムシティでは、店舗の中心に“商品”ではなく“人”を据え、売り場に象徴的に設置したコミュニティサークルを中心に空間を作り、スタッフと顧客、そして顧客同士のコミュニケーションが自然に生まれるように設計している。人々が集い、互いにインスピレーションを得ながら、自分らしいスタイルを見つけることを目指した店舗となっており、フットウェアとアパレルを織り交ぜてディスプレイすることで、生活の中で使用しているシーンを思い描きながらショッピングを楽しむことができる。

■「ニューバランス長崎スタジアムシティ」＝長崎県長崎市幸町7-1 長崎スタジアムシティ SOUTH棟3階▽
営業時間＝10:00〜20:00