オンワード樫山が展開するニットシューズブランド「steppi（ステッピ）」は、整形外科医師と共同開発した新商品「多機能ニットシューズ」が公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2024年度グッドデザイン賞」を受賞した。

今年6月に発売した多機能ニットシューズは、整形外科医の松崎時夫氏と約2年の開発期間を経て誕生。開発にあたり、医師107人にアンケートを実施。約8割が靴に「履き心地と着脱のしやすさ」を求めているというアンケート結果から、手を使わずに脱ぎ履きができるヒールサポートを同ブランドのスニーカーで初めて採用した。

ステッピの元々の特性である「軽量」「疲れにくい」「撥水（汚れを弾く）」「通気性」「洗濯機で洗える」に加えて、濡れた路面でも滑りにくいソールと、抗菌防臭機能が備わったインソールが搭載されている。

さらに、オリジナルの木型を作製して数㎜単位での調整を繰り返し、革靴のような佇まいのシンプルなデザインと立体的なフォルムを実現。メンズは形状をスクエアにしてスタイリッシュに、ウィメンズは足首からきれいに見えるよう厚底にし、スタイルアップ効果のあるデザインで、22.5～28.0㎝の12サイズを展開している。

今回、グッドデザイン賞審査員から「医療現場で働く人々の声を形にした結果、誰しもが使いやすくシンプルで履き心地の良いデザインの靴が生まれた。アッパー部分は伸縮性があることで心地よさを伴い、手を使わずして簡単に着脱できる点はさまざまな用途・シーンへの汎用が期待できる」と評価された。

現在、ステッピは全国各地でポップアップストアを順次開催中。今後のスケジュールは、10月23～29日に伊勢丹浦和店2Fザッカマルシェ、11月6～12日に遠鉄百貨店本館1階イベントスペース、11月7～13日に京王百貨店新宿店婦人靴売場イベントスペース、11月6～17日に軽井沢・プリンスショッピングプラザニューイースト中央スペースが予定されている。