2025年2月1日 企業 「ヒュンメル」が10年分のピースユニフォームをコラージュしたチャリティユニフォーム発売――売上げの一部は広島県サッカー協会に寄付、2025年のピースマッチでの平和学習に活用 過去のピースユニフォームとピーススニーカー エスエスケイが展開するデンマークのスポーツブランド「hummel(ヒュンメル)」は、2015年からスタートしたピースユニフォームなどを組み合わせてデザインしたマッシュアップユニフォームの予約販売を開始した。2月11日(祝・火)まで予約を受け付け、売上げの一部を、毎夏U-15年代のピースマッチをともに行っている広島県サッカー協会に寄付し、大会時の平和学習につなげる。 被爆70年となる2015年に、当時ユニフォームサプライヤーだったV・ファーレン長崎と平和を祈念するユニフォームを発表して以来、ヒュンメルはスポーツを通して平和を考えるピースユニフォームをつくり続けてきた。 また、2016年には、被爆者の故・谷口稜曄さんとピーススニーカーを発表。翌年、そのスニーカーの売上げを長崎原爆被災者協議会(長崎被災協)に寄付し、被爆2世で現在は事務局長を務める柿田富美枝さんと谷口さんの講演会を開催。被爆体験や平和への想いを語ってもらった。 今回、ピースユニフォームとピーススニーカーのデザインを合わせた12種類のデザインを混ぜ合わせ(マッシュアップ)、縫い合わせたようなデザインにデザインしたピースユニフォームを発表。これからも平和の想いをつないでいくという意思を込めて、左肩から右わきにかけて、たすき掛けデザインのユニフォームに仕上げた。 長崎被災協の柿田さんは、「ノーベル平和賞を日本被団協が受賞し、核兵器をなくそうと考える市民たちを励ましている。被爆80年、私たちはこれを機会に、今やれることをやらねばと話している。谷口さんが、『過去の苦しみが忘れ去られつつある平和な世の中で、私はその忘却を恐れます。そして明日の語り手にもなってくれる子どもたちに期待しています』と話されていたことを、改めて感じている」と話している。 ヒュンメルは、ブランドビジョン“Change the World Through Sport.(スポーツを通して世界を変える)”を実現するカルマプロジェクトの一環として、“hummel creates the future.”を目指す『FCカルマ』コレクションをスタート。今回、左袖にそのネームを入れ、ユニフォームでより良い未来のためにできる試みを行っていく。 2015-2024 PEACEマッシュアップユニフォームは、S・M・L・O・XO・XO2(ユニセックス)のサイズ展開で、価格は9900円(税込)。販売はヒュンメル公式オンラインストア限定で、1月21日から2月11日まで、受注生産で予約を受け付ける。商品は4月上旬に届ける予定。売上げの一部は、広島県サッカー協会に寄付し、2025年のピースマッチで行われる平和学習に活用する。