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2025年06月17日

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靴磨き世界一決定戦「World Championships of Shoe Shining 2025」で「Brift H」の新井田隆氏が優勝――国内大会2連覇に続く日本人初の国内外2冠に

靴磨き世界一決定戦を制した新井田隆氏㊥

5月10日(土)にロンドンで開催された靴磨き世界一決定戦「World Championships of Shoe Shining 2025」で、ユナイテッドアローズの子会社、BOOT BLACK JAPAN(ブーツブラックジャパン)の新井田隆氏が優勝した。新井田氏は2023年、2024年の国内大会を連覇しており、日本人初の“2冠”に輝いた。


World Champions of Shoe Shiningは、毎年ロンドンで行われる国際的な革靴の展示会イベント、Super Trunk Show内で開催される靴磨きの世界大会。競技ルールは、制限時間内(20分間)に新品の靴の片足を磨き上げるというシンプルなもので、評価基準には靴の光沢感やグラデーション、磨く様子や所作などが含まれる。


ファイナリスト3人による決勝戦で新井田氏は、ソールにもワックスを施し、磨き上げるという珍しい手法とそのアプローチ、全体のバランスが優れていた点が評価された。なお、同大会において、Brift H(ブリフトアッシュ)のスタッフが優勝するのは、2017年、2023年に続き3人目。


ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店と丸の内店では、Brift Hからシューシャイナーを招いたサービスを定期的に開催している。6月19日(木)には、ユナイテッドアローズ 丸の内店で開催されるShoeshine by Brift Hで、新井田氏によるシューシャインサービスを実施する予定。


新井田隆氏は、1991年岩手県生まれ。2012年にBrift Hに入社し、2021年からBrift H青山店店長を務め、現在はマネージャーとして複数店舗を管理しながら後進育成を担当している。


受賞に際しては、「靴磨きは、単なるメンテナンスではなく、お客様の大切な一足と向き合い、心と繋がる職業だと思っている。今後もユナイテッドアローズグループの一員として、日本発の高い技術とサービスを世界に届けられるよう、さらなる研鑽を重ねていく」とコメントしている。


BOOT BLACK JAPANは、World Champion of Shoeshine(第1回靴磨き世界大会)」で優勝した長谷川裕也が2007年5月に設立、2008年には南青山に世界初のカウンタースタイルの靴磨き店(Brift Hの1号店)をオープンした。ユナイテッドアローズは、2024年10月1日付でBOOT BLACK JAPANの全株式を取得し、子会社化している。


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