
alphaのスニーカー「alpha-001」とブーツ「alpha-002」、両モデルのアウトソール
APPLE TREEが提供する3Dプリント製造サービス「DeepMaker」を通じて、MAGARIMONO(東京都台東区、)が展開する新シリーズ「alpha」が製造された。
MAGARIMONOは、先端的なテクノロジーと数理アルゴリズムを駆使し、素材や工法を新たな視点から捉え直すフットウェアスタジオ。3Dプリンターを活用したスニーカーコレクション「MAGARIMONO Originals」など、独創的な作品を発表している。
今回の新シリーズalphaは、スニーカー「alpha-001」とブーツ「alpha-002」の2モデルで構成され、ソールには連続する曲面からなる「ジャイロイド構造」を採用している。
ジャイロイドは、空間を2つの絡み合う迷路に分ける極小曲面の一種。途切れのない曲面が全体をつなぐ構造で、3Dプリント技術との組み合わせによって、複雑な形状を持つ製品への応用が可能になる。
一般的なジャイロイド構造は、立方体を単位として配置される。そのため、靴のような自由な形状に収める場合、構造の端を切り落とす必要があり、切断面で曲面が途切れてしまう。こうした不連続な形状は、構造の連続性を損なうだけでなく、3Dプリント時の造形にも課題を生じさせる。
MAGARIMONOではこの課題に対し、ソールの形状に合わせて空間を分割し、独自の数理アルゴリズムを用いて構造そのものを靴の形状に沿わせて生成する設計手法を採用。これにより、ソールの縁まで途切れずにつながるジャイロイド構造を実現した。生成した構造はPU素材を用いて3Dプリントされ、複雑な曲面構造を備えたソールとして造形されている。
今回のalphaシリーズは、APPLE TREE株式会社が提供する3Dプリント製造サービス「DeepMaker」を通じて製造された。3Dプリント技術は、デジタルデータをもとに立体形状を造形する製造技術。複雑な形状や内部構造を持つ部品・製品の製造にも活用されている。
今回の事例では、MAGARIMONO独自の設計手法によって生成されたジャイロイド構造を、PU素材を用いた3Dプリント技術で造形。DeepMakerは、こうした複雑な形状や構造を持つ製品の製造を支援している。
同シリーズは、2026年10月21日(水)からMAGARIMONOのオンラインストアで予約受付を開始。商品は2026年12月下旬から順次届ける予定だ。
また、2026年10月31日(土)~11月5日(木)まで、ラフォーレ原宿2F CONTAINERで開催している「beauty:beast」のPOP UPても、販売されている。会場では、beauty:beastとMAGARIMONOのコラボレーション商品「Magarimono collabo Sack Boots」も販売。