左から「謹製 匠一郎」「謹製 勘三郎」「謹製 定九郎」
三陽商会は、紳士靴ブランド「三陽山長」がブランド創業20年の集大成として2021年春に発売しヒット作となった“プレステージライン”の第2弾として、「謹製 匠一郎」「謹製 勘三郎」「謹製 定九郎」の3型を三陽山長の5店舗と同社直営オンラインストア、サンヨー・アイストアで9月23日から発売した。今回は、よりエレガントな印象になるように、スムースレザーを使用している。
「謹製 匠一郎」は、アッパーのステッチを表に出さないレベルソ仕立てが特徴の「匠一郎」をプレステージラインのクオリティで製作。1842年創業のフランスの老舗タンナー、HAAAS(アース)社のボックスカーフを採用し、リブテープを省くことで屈曲性を高めたフレキシブルグッドイヤー製法で仕立てた。16万5000円(税込)。
「謹製 勘三郎」は、U字型の革片を甲部に用いて切り替えたトウデザインが特徴の「勘三郎」をプレステージラインのクオリティで製作。トウに縦に入ったスキンステッチは、2枚の革をつなぎ合わせる際に、厚さ1.数㎜の革の表面に針を貫通させずに縫い上げるクラフトマンシップあふれる技法。16万5000円(税込)。
「謹製 定九郎」は、乗馬靴に由来するジョッパーブーツを、プレステージラインの新作として製作した。一般的なジョッパーブーツと異なり、ストラップをやや短めに設計し現代的にアレンジ。ブーツでは珍しく、踵を1枚革で仕立てたドレッシーなシームレスヒールを採用した。17万6000円(税込)。
“プレステージライン”は、20年の技術を結集した「三陽山長」のトップグレードシリーズとして、「ビスポークシューズ(オーダー靴)に限りなく近い1足に仕立てる」をコンセプトに、革から仕上げまですべてにおいて、上質なクオリティで製作している商品グループ。