2025年2月25日 サステナビリティ シューケアブランド「コロニル」の防水スプレー、ウォーターストップがフッ素(PFC、PFAS)フリーに生まれ変わる エス・アイザックス商会が展開するシューケア用品ブランド「Collonil(コロニル)」の製造元であるドイツのザルツェンブロット社は、商品の品質と環境配慮の両立を目指し改良を続け、近年、人体や環境への影響が懸念されるフッ素化合物(PFC、PFAS)について、現時点では規制対象でないフッ素化合物を含め、将来的な影響の可能性を考慮して使用を廃止することとなった。 フッ素(PFAS、PFC)への関心が高まる近年、PFASやPFCと呼ばれるフッ素化合物の人体や環境への影響が懸念されており、一部フッ素化合物の国際的な規制、アパレルメーカー、アウトドアメーカー等のフッ素フリー方針表明等もあり、関心が高まっている。 コロニルは、全商品のフッ素フリー化を2024年春から順次開始し、フッ素フリー化の第1ステップとして、クリームやジェル等の商品をフッ化炭素樹脂(PFAS、PFCの一種)を配合しない仕様に変更している。また、日本および海外で規制されているPFOA、PFOS、PFHxSは全コロニル商品で数十年来使用していない。そして今回、防水スプレーにも着手し、「ウォーターストップ PFC FREE」を2月19日(水)から発売した。 リニューアルに伴って日本国内で厳格な品質テストを実施し、革、布等の対象素材8種類に対し、既存ウォーターストップとフッ素フリー品の撥水効果、素材への影響を比較した結果、両商品間で性能差は確認されなかった。 ウォーターストップ PFC FREEは、100ml入りが1430円(税込)、200ml入りが1980円(税込)、400ml入りが2640円(税込)。なお、100mlの仕様変更は5月以降に順次行うとしている。すべてドイツ製。