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2024年04月27日

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クラレ、7月27日から米国の2カ所で行われるアパレル・スポーツ素材見本市「The Materials Show」に出展――サステナブルな高機能素材を紹介

クラレは、アパレル・スポーツブランドなどと素材サプライヤーをつなぐ見本市である米国・マサチューセッツ州ボストン(会場:The Hynes Convention Center)で7月27~28日に開催される「The NE Materials Show 2023」と、オレゴン州ポートランド(会場:The Oregon Convention Center)で8月2~3日に開催される「The NW Materials Show 2023」の2つの展示会に出展する。


“Sustainable future with Kuraray”をコンセプトに、海洋生分解性を有する酢酸セルロース繊維(開発品)や、リサイクル原料を使用した面ファスナー「マジックテープ」など、クラレグループのサステナブルな高機能素材をアパレル・スポーツ用品向けに紹介する。


酢酸セルロース繊維は、独自の溶融紡糸技術により溶剤フリー化を実現した海洋生分解性アセテート繊維。従来の有機溶剤を使用する製造方法に比べ、製造時の GHG排出が少なく、環境負荷低減に貢献。異形断面(十字断面など)とすることで、用途に合わせて機能性を向上させる。他の樹脂との複合紡糸を行うことで、新たな機能を付与することも可能。


シンジオタクチックポリスチレン(SPS)繊維「エプシロン」は、ポリエステルと比較して約1.8倍(自社試験)の速乾性能を有する繊維で、撥水加工が不要のため、加工剤による環境への負荷を低減できる。水分の乾燥スピードが速く、ドライ感に優れるなどの特徴から、スポーツウェアやインナーウェアなどに好適。


面ファスナー「マジックテープ」リサイクルタイプは、使用済みペットボトルを原料とするポリエステル糸を約30%使用した、100%ポリエステル製の面ファスナー。バックコート剤不使用のため、マテリアルリサイクルが可能であるとともに、製造工程におけるCO₂排出量を約30%削減する(同社比)。環境志向の高いアウトドア・スポーツ・ユニフォーム分野で好評を得ており、アウターウェアなどへの採用が進んでいる。


そのほか、衝撃吸収性繊維「スパンドール」、防滑繊維「フィブレスタ」、水添スチレン系熱可塑性エラストマー「セプトン」Q-シリーズ、耐熱性ポリアミド樹脂「ジェネスタ」、熱可塑性エラストマーコンパウンド「アーネストン」、「マジックテープ」メッシュタイプ、表面平滑性付与シート(開発品)などを紹介する。


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