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2025年05月14日

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コロンブス、49回目の「靴みがき入社式」を開催――先輩と後輩が交互に靴をみがいてコミュニケーションはかる

靴みがきの技術を教えてもらいながら先輩の靴をみがく新入社員

コロンブスは4月1日(火)、「第49回靴みがき入社式」を東京・台東区の本社2階ショールームで開催した。


この催しは、新入社員が先輩に靴を磨いてもらい、次にその技術を学んだ新入社員が先輩の靴を磨くもので、1971(昭和46)年から行われている同社ならではの行事。同社の代表商品である靴クリームを新入社員が理解することを目的とすると同時に、部署間を越えた先輩社員とコミュニケーションをはかり、同社の一員となったことを実感してもらうために行っている。


コロナ禍で2020~2023年は休止したが、2024年から再開。今年は新卒社員はいなかったが、昨年4月以降入社の社員6人が参加して49回目の靴みがき入社式が行われた。


冒頭、「当社を選んで、ともに働く決断をしていただいたことに感謝する」と述べた同社高橋晃一代表取締役社長は、新入社員に向けて次のように語り、激励した。「私は1994年4月に入社し、研究部門(現松戸FACTORY)に配属され、業務用の靴・バッグの仕上げ剤から一般商品の中身の開発、容器の適性試験などを行ってきた。発売当初は苦戦したウェットティッシュタイプのスニーカーケア商品や革製品をカビから守るレザーケアカビ用ミストプラチナなどが、時代の要請でその後、ヒット商品になったことなども経験した。革靴業界は厳しい状況が続いているが、当社は世の中に数%しかないと言われている創業100年以上続く会社であり、これまでも厳しい時期を乗り越えてきた。新入社員の皆さんには、新しい取り組み方や効率的な商品づくりをして、会社を盛り上げていってほしいと思う。皆さんには当社の商品をしっかり理解して働いていただくと、モチベーションも上がると思う」


新入社員は、同社シューカラリストの三橋弘明氏からの基本的なシューズのケアについてのレクチャー(①ブラッシング、②クリーナーで古いクリームを落とす、③乳化性クリームを塗る、④表面の余ったクリームをブラシで取る、⑤みがき専用のグローブで磨く)を受けた後、先輩と1組となり、まず先輩に靴を磨いてもらった後、先輩に教えてもらいながら先輩の靴を磨いた。


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