【特集 履く人の立場で考えた 春 お勧めのレディスシューズ】快適な履き心地と普段でも選びやすいデザインで
「健康志向」や「自然志向」というシューズの傾向を表すキーワードに、21世紀に入ってから新たに加わったもののひとつが、「快適志向」だと言われている。とくに女性の間では、ランニングブームやトーニングシューズブームを経て定着した健康志向が2011年以降、快適な機能に興味を示す人の増加に向かい、その低年齢化も進んだ(詳細は、㈱ポスティコーポレーション・シューズポスト事業部発行の「SHOES BOOK 2021年版」参照)。
さらに、昨年から始まった新型コロナウイルスの感染拡大により、カジュアル化が一層進むといった生活様式の変化も起こっている。生活者は、コロナ禍にあってもオンタイムを含めた日常を、快適に過ごせることをシューズに求めており、過度に飾らないデザインの履き心地の良いシューズや、歩きやすい機能を持ったシューズに注目が集まっている。ここでは、“自分らしさを大切に、ナチュラルなコーディネートを好む女性”に向けた新コレクションを発売した「アキレス・ソルボ」と、コロナ禍での運動不足を解消するスポーツとして取り上げられることも多いウォーキングに特化した機能を、日常でも履けるスポーティなデザインで提案する「ロコウォーク」を紹介する。
「アキレス・ソルボ」からニューノーマルな暮らしにも合致する新コレクションが登場
“丸みのあるデザイン”や“ナチュラルなイメージ”な商品でファンをつかんでいる「アキレス・ソルボ」。2021年春夏シーズンは、こうしたブランドの持つ雰囲気を踏襲しながら、ナチュラルなコーディネートを好む女性に向けた新しいコレクションが登場する。コレクションの中には、ナチュラル系ファッション誌「リンネル」とコラボしたアイテムもあり、評判は上々。
また商品化までに約3年をかけ、足裏のアーチをサポートする形状に徹底的にこだわったメディフラット・アナトミー設計によるコレクションも昨秋から展開している。
靴医学の権威と共同開発した歩行をサポートする「ロコウォーク」