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2024年04月29日

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温室効果ガス排出量が世界最小の「アシックス」のスニーカーがついに発売に



アシックスは、昨年9月に発表していた温室効果ガス(カーボンフットプリント)排出量を市販シューズのなかで最も低く抑えたスニーカー「GEL-LYTE Ⅲ CM 1.95」を、9月14日(木)からアシックスオンラインストアで先行発売し、9月22日(金)からアシックス原宿フラッグシップ、アシックス大阪心斎橋ほか、世界で同時限定発売する。販売数量は、グローバルで年内5000足としている。


2022年8月にISO14067規格に準拠して同社が実施し、SGS JAPANによって検証された計算に基づく、このスニーカーの温室効果ガス排出量は、わずか1.95kgCO2で、現時点で公表されている市販シューズのなかでは最少となる。


ミッドソールと中敷には、新たに開発されたカーボン・ネガティブ・フォームが採用されている。このフォーム材は、サトウキビ由来の原料を活用し、サトウキビの成長過程でのCO2吸収量などがCO2排出量のマイナス要素となり、その量がフォーム材作製に必要なプロセスに由来するCO2排出量よりも大きいため、フォーム材としてカーボン・ネガティブを実現している。


また、アッパーと中敷には、環境負荷の低いソリューションダイという技法で染色したリサイクルポリエステルを採用。さらにアッパーの補強パーツには、廃棄ロスの少ないテープ形状のパーツを必要量のみカットし、折り返すなどして効率的に配置。材料の廃棄を最小限に抑えつつ、フィット感やサポート性を確保している。そのほか、製造工程における再生可能エネルギーの利用や、バイオ燃料を使った輸送、委託先工場でのリサイクル施策等を行っている。


デザインは、アシックススポーツスタイルの象徴するモデルのひとつである「GEL-LYTE Ⅲ OG」をベースにしており、先進的なソリューションを取り入れることで、カーボンフットプリントを最小限に抑えながら、品質とデザインを両立させた。ホワイト系の落ち着いたカラーでまとめ、靴底を厚めに設計することで、シーンや服装を選ばずに履けるデザインに仕上げた。サイズは、23.0~30.0㎝(1㎝刻み)で、カラーはクリーム×グレーシャーグレーの1色。価格は1万9800円(税込)。


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