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2024年10月10日

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「アシックス」のスポーツスタイルカテゴリーからONE OK ROCKのTaka氏と共同開発したシューズ「ASICS-ONE」が登場



アシックスは、「アシックス」のスポーツスタイルカテゴリーで、ロックバンド「ONE OK ROCK(ワンオクロック)」のTaka氏と共同開発したシューズ「ASICS-ONE(アシックスワン)」を、9月27日からアシックス原宿フラッグシップ、アシックスオンラインストア、セレクトショップなどで発売した。価格は2万9700円(税込)。


この商品は、Taka氏がライブ中に激しく動いても、最高のパフォーマンスを発揮できるよう、安定性を追求して開発された。アシックススポーツ工学研究所が、Taka氏の歌唱や走行、ジャンプ動作を詳細に分析して要求機能を抽出し、ライブでの安定感を支える構造とTaka氏のイメージするシンプルでありながら機能的な造形を実現するために、アルゴリズミックデザイン手法を用いて、さまざまな形状を検証しながら、ヒューマンセントリックな機能要素を入れ込んだ。


アッパーは、ソフトで軽量のメッシュ素材を採用し、「炎」模様の合成樹脂で補強。また、靴底を波形状にすることで柔軟性を高め、さまざまな動きに対して優れた安定性を維持できるようにしている。さらに、踵部分に素早くスムーズに履くためのパーツを付け、同社シューズのアーカイブから着想を得た、甲の部分を縦に大きく2分割した構造にファスナーを施すことで着脱しやすくしている。サイズは22.5~29.0、30.0、31.0㎝で、カラーはブラック×ブラック。


Taka氏は「アシックスと一緒にライブで使うパフォーマンスシューズを作ることになり、“体全体を使って最高の歌声を響かせられるシューズを作ろう”というテーマを掲げてスタートした。神戸のアシックススポーツ工学研究所まで出向き、ライブ時の動きを分析することから始めた。既存のモデルをカスタマイズするのではなく、ゼロからイチを作り出すプロジェクトにコラボレーションの意味を感じていた。デザインに関しては、アシックスはすでに普遍的で誰もが知っているブランドなので、ロゴを前面に押し出す必要はないと感じていた。自分が全面に出て発信するのではなく、自然と人が集まってくるようなものを目指したかった。最初に見たときは、『何これ?』と思わせて、後から『この靴、アシックスなんだ、めちゃくちゃかっこいいじゃん!』と分かるという逆転の発想が僕にとってすごく大切なデザインのテーマだった。ステージで映えるかっこよさがあって、持ってみたら軽くて、履いてみたら紐がないのにしっかりとサポートしてくれる。相反する要素をすべてかなえるために、シューズ開発の既成概念を一つひとつ、一人ひとりが超えていく。このプロジェクトは、そんなアイデアを形にするために、5年半もの時間をかけてようやく完成に至った」とコメントしている。


また、アシックススポーツ工学研究所 の谷口憲彦フューチャークリエーション部長は、「既成概念にとらわれず、時代を超えて新しいものを作りたいというTaka氏のビジョンと情熱をサポートできることをうれしく思う。今回の取り組みは、アシックスが研究開発で培ってきたヒューマンセントリックサイエンスと、デジタルを活用した新たなデザイン手法を組み合わせて開発したシューズ。両者のバランスを取りながら、彼がシンガーとしてより良いパフォーマンスを発揮できることを目指した、私たちにとっても有意義な挑戦だった。このコラボレーションを通じて、アシックスが目指す近い将来のパーソナライズされた製品の開発に応用できる多くの知見と教訓を得ることができた」と述べている。


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